ダメなメンズ、略して「だめんず」という言葉があります。
同性からみると単にどうしようもないヤツだったりするんですが、母性本能をくすぐる何かがあるのか、そんなヤツに限って女性にモテたりします。
今回は、ネガティブ嗜好で言い訳だらけの「だめんず堕天使」が、ユル~く頑張るアクションゲーム『あの日に帰りたい。』をご紹介します。
なんかもう、タイトルからして後ろ向きな感じですが、ゲームの内容も非常にユルいというか、アンニュイというか…だめんず好きな方にはキュンと来るかもしれません。
ダメ堕天使は天界へ帰れるか?
タイトル同様、トップ絵も既に可笑しくも哀しい雰囲気を醸し出していますね。
こちらが本作の主人公である、堕天使の富士野くん。言い訳ばかりの性格が災いして、地上に落とされたそうです。
確かに顔は天使っぽいですが、姿形は悪魔のようです。
富士野くんは天の国に戻るため、ブロックを積み上げて高みを目指します。
ゲーム性はとってもシンプル
ゲーム操作は至ってシンプル。
左右を行ったり来たりしている横長のブロックを、既に積み上がっているブロックの上にさらに積み上がるように、画面タップで止めていきます。
左上には最高到達点と現在の高さが表示されます。
心が痛くなる富士野くんのダメっぷり
富士野くんが何やらぶつぶつとつぶやいていますが、特に気にする必要はありません。
でもちょっと気にしてみると「ほんとはやれてた」「ぼくのせいじゃない」と言い訳ばかり。「そりゃ地上に落とされるわ…」と思える程のダメっぷりですが、何故か心に刺さるものを感じるのは何故でしょう?
ちなみにBGMは、よくリラクゼーション音楽として流れているエリック・サティーの「ジムノペディ」。α波出まくりで思わず眠くなってきます。
40mからが本当の勝負
バランスは一切考慮する必要はなく、ちょっとでも重なっていればOKです。
はじめのうちは楽勝なのですが、だんだんブロックの動きが早くなる上に、ブロックの幅自体が狭くなっていきます。
下にブロックが無いところで止めてしまうと終了です。
到達点が低いと記録だけですが、30メートルを超えると切なさ満点の「富士野カルタ」が表示されます。
なお開発者によると、どれだけ積み上げても天界に帰ることはできないそうです。あわれ…。
富士野カルタを集めるべし!
「記録をツイートする」で、成績入りの富士野カルタをTwitterでつぶやくことができます。
なおツイートすることでSDカードの「Pictures」フォルダに富士野カルタの画像が保存されます。
暇で暇で仕方ない人は、ぜひコンプ目指して頑張ってみてください。
ユルいというより、もはやわびさびの境地に近いかもしれません。
だめんずを放っておけない女子にも、富士野の言い訳に共感できるサラリーマンにもオススメです。