英語では「Augmented Reality」。通称「AR」。
…いわゆる「拡張現実」のことで、「人が認識している現実環境をコンピュータにより拡張する技術」を指します。
AR系のアプリと言うと、以前オクトバでも『MikuMikuStudio Sample Tiny AR』を取り上げています。
イメージ的には「これからの未来の技術」といった感じもあるのですが、実は意外と身近になってきてるんですね。
今回ピックアップする『PicSTAR』は、アプリを通じて自分でARできてしまうんです。
こんなにお手軽で良いんでしょうか?もちろん良いんです!
かんたんAR体験の第1歩は画像データから!
このお手軽ARアプリのトップメニュー画面の内容は次の通り。
・ARを作る画像を選ぶ…ARとして表示させたい画像を選びます。
・QRで取り込む…QRコードとして配信されたAR用画像データを取り込みます。
・ダウンロード済ファイル…AR用として取り込んだ画像データの閲覧機能。
Facebookアカウントをお持ちであれば、Facebook経由で自作のARデータを配信することも可能です。
操作手順のかんたんな解説は「ヘルプ」からどうぞ。
スマホに収録されている画像から自由に選択しよう
さっそくAR体験に突入しますよ!まずはトップメニュー画面で「ARを作る画像を選ぶ」を選択します。
すると画像選択に利用するアプリを選ぶための共有メニューが表示されます。ここではお好きなアプリをどうぞ。
選んだ画像が大きく表示されますので、その画像を再度タップします。
選んだ画像をタップすると、「こちらの画像を送信します。…」というダイアログが表示されます。
言わばAR化のための画像データの取り込みが必要なんですね。
もちろん「OK」ボタンを押しましょう。
画像サイズによっては若干時間がかかりますので、その点だけは注意してくださいね。
ARマーカーは千円札でも代用できるお手軽さ
画像データの取り込みが終了すると、ARマーカー(画像を投影する上での指標となるサイン)に対しての画像の表示位置の指定が比喩等です。
また、このアプリではARマーカーの代用に千円札が利用可能なので、事前に用意しておきましょう。
スマホの画面がカメラモード切り替わったら、千円札を見てみると…おお!表示されました。ちょっと感動しますよ。画質も鮮明です。
「垂直方向」だと、マーカー上に立つように表示されますが、「水平方向」だと、マーカー上に覆いかぶさるように画像が表示されています。
専用マーカー画像は公式サイトでゲット
この『PicSTAR』の公式サイトにアクセスすると、アプリ専用のARマーカーの印刷用画像が入手可能なので、興味の有る方はアクセスしてみてください。
Facebookでの公開にも対応
Facebookアカウントをお持ちの方なら、次の手順でFacebook上で公開することも可能です。
まずは、AR画像を表示させているスマホの画面中にある青い「Facebook」の表示をタップしてください。
するとFacebook投稿用の画面が表示されますので、必要に応じてコメントを書き込み、「送信」をタップします。
【注意!】もちろん、事前にアプリ上で(トップメニュー画面から)Facebookにログインしておくことを忘れずに!
PC版Facebookに投稿成功!
すると、Facebookの自分のページ(画面はPC版)に、画像扱いで投稿されます。
これを再生する場合は、トップメニュー画面の「QRで取り込む」から、画面右側のQRコードをスキャンします。
その後に、先ほどと同じ手順でARマーカーを読むだけです。
PCでも問題無くAR画像が再現された
PCのモニター画面上のARマーカーでも問題なく表示されました!
ちなみに、「水平方向」もしくは「垂直方向」の選択時に、マーカーの読み取りに失敗した場合は、その反対の方向で再度マーカーを読んでみてください。
ARマーカーを名刺に印刷したり葉書に載せれば、デジタルとアナログの良い点をミックスした使い方も生まれて来そうですね。
みなさんも手軽に自作できる「かんたんAR体験」に一度チャレンジしてみてください。