Androidのアプリもだいぶ増えてきて、パソコンでできることのほとんどはスマホだけでできるようになってきましたね。
それでもスマホとPCでの大きな違いの1つとして「スマホのアプリは基本的に1つのアプリで画面全部を使って操作する」ということがあります。
今回ご紹介する『OverSkreen (floating browser)』は、そんな常識を覆し、まるでPCの画面のように複数のウィンドウを同時に表示することのできるウェブブラウザアプリです。
本アプリを立ち上げると新しいウィンドウが1つ立ち上がります。このウィンドウは複数を同時に表示させることもできます。見た目は本当にPCの画面のようです。
他のアプリの上に表示させることができるので、YouTubeを見ながらウェブの操作をすることもできます。
Twitterアプリの上に本アプリでYouTubeのブラウザ版を表示させることもできますね。下に表示されている他のアプリの操作もそのままでできます。
画面上部のバーにはパソコンのウィンドウでよく見るような丸が3つ並んでいます。それぞれ左から以下の様な機能になっています。
・最小化…一時非表示して、通知領域から再起動
・最大化…画面全体での表示
・終了…ウィンドウを閉じる
それぞれのウィンドウは最上段のバーをドラッグすることで、表示位置も自由に動かす事ができます。
また、右下の三角形部分をドラッグすることでウィンドウのサイズを変更することができます。
バー部分をダブルタップすると表示部分が消え、バーだけになります。他の画面を見たい時などはこうして表示領域を小さくするといいでしょう。
この状態でも移動や終了などの作業は問題無し。
また、本アプリは1つのウィンドウで見ても、タブ切り替えができたりと普通にブラウザとして使うのに必要十分な機能は有しています。
URL入力の左のボタンはコントロールバーです。
戻る・進む・再読込・ホームページとなっています。使いたい時だけ表示する、ということで画面を無駄にしないで済みます。
右端にはメニューボタンがあります。ここから新しいウィンドウを開いたり、ブックマーク、共有などが行えます。スマホ表示とPC表示を切り替えることもできます。
複数のウィンドウを表示した場合、後から表示したものが上に表示されます。
メニューの一番上「Move window to top」をタップすれば、現在のウィンドウを最上面に移動することができます。
マルチウィンドウと言っても、画面の小さな端末では表示が小さすぎて使いにくいかもしれません。
最近の4.5インチオーバーの大画面端末やタブレットでの使用が向いているアプリでしょう。
残念ながら他のアプリをマルチウインドウ化することはできませんが、うまく位置調整すればTwitterしながらウェブで調べ物をすることもできます。
ブラウザ上で動作するテキストエディタのようなウェブアプリも多くありますし、それを組み合わせるとPCと変わらない操作性で作業することができるかもしれませんね。
複数のウェブサイトを頻繁にタブ切り替えで見比べるような使い方をしている人には非常に便利なブラウザではないでしょうか。