【イベントレポート】ソシャゲを超えたソシャゲへ。スパイク・チュンソフト新作タイトル発表会
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株式会社スパイク・チュンソフトは4日、東京渋谷のマウントレーニアホールにて新作タイトル『Blade & Magic』『もののけ大戦“陣”』の発表会を開催した。
新作タイトルはいずれもMobageのプラットフォームで提供。事前登録をすることで、ゲームを有利に進められるアイテムが手に入る。
今回は発表会のレポートとともに、発表された新作タイトルについてご紹介する。
発表されたのは2012年4月1日のチュンソフトとスパイクの合併以来、初の新作タイトルとなる。
スパイク・チュンソフト代表取締役会長の中村光一氏は「スマートフォンならゲーム専用機と同じクオリティのゲームが提供できる」と強調。
コンシューマーのゲームメーカーの本気を見て欲しい、と意欲を見せた。
「現在のソーシャルゲームはライトユーザーに向けた作業ゲームが中心である」と分析したのは、DeNA代表取締役社長の守安功氏。
これはフィーチャーフォンのブラウザゲームが基になっているためだが、スマートフォンの機能を活かしきっているとは言いがたい。
今回、スパイク・チュンソフトと組むことでゲーム性を高め、さらに広い嗜好のユーザーに楽しんでもらえるゲームを提供していくと表明した。
『もののけ大戦“陣”』は、500種類以上の「もののけ」が描かれたカードで戦うカードデッキRPG。
「ド派手で爽快」をキーワードに、従来のソーシャルゲームのメインである、カードバトルの面白さを追及した。
カード5枚で編成する「陣(デッキ)」は、ポーカーの役の要素が取り入れられ、シンプルで奥深い駆け引きが楽しめる。
現在、スマートフォン版Mobageのサイトで事前登録を実施中。サービス開始日前日までに登録をすると、特典カード「玉藻前」とゲーム内通貨5,000両がプレゼントされる。
もうひとつの新作『Blade & Magic』は、仲間とともにミッションをこなす「クエストパート」と、自国を発展させて戦力の土台を築く「王国シミュレーションパート」を2本の柱としたアクションRPG。
スワイプ操作で武器の振り下ろし、切り上げなどができる直感的な本格バトル。装着したアイテムはキャラクターの見た目に反映されるなど、ビジュアル面にもこだわりを見せた。
ゲーム音楽は「サガシリーズ」の伊藤賢治。王道のファンタジー、従来のソーシャルゲームの枠を超えた本作でグローバル展開を狙う。
スマートフォン版Mobageサイトで事前登録したユーザーには、限定装備「アントラの剣”獄”」と「アゼンダ近衛兵の盾」をプレゼント。事前登録はスマートフォンでのみ可能。
発表会ではゲストの福田萌さん、鈴木奈々さんがデモプレイを行った。
iPhoneユーザーの福田さんは、ランキング上位のアプリはとりあえずインストールするという積極派。『Blade & Magic』の発表会用クエスト「もえの大冒険」をプレイした。
「スワイプで剣を振れるのが、自分で戦っているみたい」と満足げだった。
『もののけ大戦“陣”』をプレイした鈴木さんは、この発表会がスマートフォン初体験。
カードデッキ「すごいですご主人様」で敵を撃破した鈴木さんは「初心者でも手軽に楽しめる。彼氏がカードバトルが好きなので、対戦してみたい」とコメントした。
スパイク・チュンソフト、DeNA両社ともに「ソーシャルゲームは変わる」という意識を強く感じる発表会であった。
新作タイトルは2012年夏に配信開始予定。今後の展開にも注目していきたい。
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