【Androidニュースのまとめ】 2012年7月21日 ~ 2012年7月27日

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この週は端末に関する新しい話題が少なく、携帯電話業界にとってあまり賑やかな一週間ではなかった。とはいえ、悪い意味での大きな話題はあった。NTTドコモがspモードサービスの各種設定においてトラブルを発生させ、一部のユーザーにおいて各種設定が勝手に変更される事態が起きた。


【新商品】

(1) ドコモ、らくらくスマートフォン F-12Dを8月1日に発売へ

NTTドコモは富士通製の「らくらくスマートフォン F-12D」を8月1日に発売すると発表した。ドコモがこれまで手がけてきたスマートフォンの中でも異彩を放つ特徴を持つ端末がいよいよ登場する。従来の「らくらくホン」シリーズの良さを受け継ぎつつも、全く新しい「らくらく」端末として生まれ変わった。






従来のらくらくホンシリーズのメニューに加え、らくらくスマートフォンではタッチ画面向けの新メニューを搭載する。このメニューが使いやすい。縦方向のスクロールを基本操作とし、大きなボタンと大きな文字の表示で構成するメニューは初心者、高齢者のみならず見やすいのでオススメだ。

また、ボタンを押す際に一般的なスマートフォンと違って画面に触れるだけでなく、実際に押し込む操作を必要とする点も大きな特徴。押したときにはアクチュエーターを起動して、あたかも物理ボタンを押したかのようなフィードバックも返される。それでいてスクロールやピンチ操作は画面に軽く触れるだけでできる。高度な技術によってこの辺りの素晴らしいタッチ操作を実現している。さらに、絞り込まれたプリインストールアプリも、らくらくスマートフォン向けにメニューや表示の調整などが行われているので使いやすい。

ユーザー層は限られるものの、らくらくスマートフォンの登場には注目だ。

(2) バッファロー、Bluetooth 4.0対応ヘッドセット「BSHSBE23」

バッファローは8月上旬をめどに世界初となるBluetooth 4.0対応の片耳ヘッドセット「BSHSBE23」シリーズを発売する。






約15.3×33×31.5mmのサイズ、重さ約6gと小型軽量のヘッドセットながら、約7.5時間の連続通話、約160時間の連続待受ができるスタミナが魅力。これはBluetooth 4.0が従来バージョンと比較して省電力設計となっていることから受ける恩恵だ。

また、同一プロファイルで2台同時待受ができるので、スマートフォンとフィーチャーフォン、スマートフォンとタブレットやノートPCなど、2台の端末を利用している方にとっても便利だ。



(3) ロジテック、nendoデザインのBluetoothヘッドセット「stylo」






ロジテックは8月上旬をめどにBluetoothヘッドセット「stylo」を発売する。styloは、デザインオフィスnendoがデザインした片耳タイプのヘッドセットで、パイプをカットしたかのような印象的なデザインが魅力。Bluetoothのバージョンは2.1+EDR。

バッファローの「BSHSBE23」シリーズと同様にマルチポイントに対応する。2台の端末で同時待受ができる。なお、連続駆動時間は通話が約5時間、待受は約150時間だ。


【通信サービス】

(1) ドコモのspモードサービスの設定でトラブル発生

7月25日の1時41分から9時14分の間、ドコモのspモードサービスにおいてトラブルが発生し、同社は9時14分に「spモード各種設定」サイトを一時停止した。その後、同日13時37分に復旧したものの、トラブルが発生した期間に一部のユーザーにおいてspモードの各種設定が本人の知らぬ間に勝手に変更される問題、及びその可能性がある状態が発生した。

影響数は約1,000契約で、ドコモは影響を受けたユーザーに対して直接連絡した上で対応する。

今回のトラブルはサーバーのソフトウェア更新時にデータの設定を誤ってしまったために発生した。本来はspモード各種設定サイトにおいては自分の設定を変更できるようになっているが、今回はトラブルによって他のユーザーの設定を参照するようになってしまった。その結果、パスワードが合致した場合に他のユーザーの設定を変更できる状態にあった。

spモード各種設定の項目はspモードメールの設定のほか、Wi-Fi設定やパスワード設定、公衆無線LAN設定など多岐にわたるため、重大なトラブルと言える。

【アプリ】

(1) ドコモ、spモードメールアプリver.5900を7月30日にリリース

ドコモはspモードメールアプリの最新バージョン5900を30日にリリースする。今回のバージョンでは、デコメ絵文字popとデコメピクチャpopを利用する上での処理、技術が変更される。この変更に伴い、デコメ絵文字popとデコメピクチャpopの旧素材が利用できなくなる。ただし、デコメ絵文字、デコメピクチャとしては機能する。

旧素材が正常利用できなくなるため、デコメ絵文字popとデコメピクチャpopの新しい素材もリリースされる。まずはドコモのプリインストール素材が約800点、コンテンツプロバイダ提供素材が約160点だ。

なお、今回のバージョンを導入することでAndroid 4.0以降の端末でもデコメ絵文字pop、デコメピクチャpopが利用できるようになる。

(2) WiMAXルーター「URoad-SS10」にアプリ「URoad Magic」が登場

WiMAX対応モバイルWi-Fiルーター「URoad-SS10」(シンセイコーポレーション製)にスマートフォン向けアプリ「URoad Magic」が登場した。従来のWEB管理ツールよりも使いやすく、多機能になっている。

パソコンがなくともスマートフォンからほぼあらゆる機能を利用する事が可能になったので、ルーターの管理が手軽になった。バッテリー残量を1%単位で表示したり、端末の再起動や休止状態への移行を行ったり、電源を切ったり、SSIDの設定、ファームウェアのアップデートなども可能だ。また、スマートフォンの通知バー上にアイコンを常駐させ、そこにWiMAXの電波状況を表示することもできる。

【あとがき】

この週はそれほど大きな話題がなく、やや寂しい一週間でしたね。もちろん、細かく見ていけば様々なジャンルで目を引く話題はありましたが、通信各社の夏モデルも続々と発売されていて、新鮮な端末の話題も減ってきました。

その中にあってドコモのspモードサービスにおけるトラブルの話題は大きく注目されました。spモードサービスでは過去にメールアドレスが他人のものに置き換わってしまうトラブルが発生したこともあり、今回も起きた問題の内容だけを見れば同種です。再発防止策に期待したいですね。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!







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