【Androidニュースのまとめ】 2012年9月8日 ~ 2012年9月14日

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米Appleは米国時間12日に「iPhone 5」を発表した。iPhone 5は“最も薄く、軽く、かつ高速処理能力を持ち、LTEに対応したiPhone”として9月21日に発売となる。日本ではKDDI、ソフトバンクモバイルが取り扱い、両社は発売日にあわせて4G LTEのサービスも開始する。これにより、NTTドコモ、イー・アクセスに続き、国内大手4社のLTEサービスが出そろうことにもなる。

新商品

(1) iPhone 5

Appleは12日にプレスカンファレンスを開催し、iPhoneの新モデルとなるiPhone 5を発表した。iPhone 5はiPhone 4からiPhone 4Sへのモデルチェンジ時と異なり、デザインも含めて全面的に仕様が変更され、“史上最高のiPhone”と評される。



画面が4インチに拡大され、高速通信規格LTEに対応し、プロセッサはA6チップへグレードアップする。さらに従来の30ピンDockコネクタから新しいLightningコネクタへの変更、micro-SIMカードからnano-SIMへの変更のほか、ボディが薄型・軽量化された。

日本ではKDDI、ソフトバンクモバイルから発売され、両社は21日の発売日にあわせて4G LTEのサービスも提供開始する。

(2) ソニー、NFC対応Bluetoothスピーカー2機種を発売へ





SRS-BTV5

ソニーはNFCに対応したBluetoothスピーカー2機種を日本で10月20日に発売する。キューブ型の「SRS-BTV5」と取っ手付きの「SRS-BTM8」だ。市場想定価格は前者が8,000円前後で、後者が10,000円前後の見込み。カラーラインナップはSRS-BTV5がホワイト、ブラック、ブルー、ビビッドピンク、ライトピンクの5色で、SRS-BTM8がホワイトとブラックの2色となっている。




SRS-BTM8

どちらもNFCを活かした“ワンタッチ”機能に対応する点が最大の魅力。対応スマートフォンをNFCマーク部にタッチするだけで、簡単にBluetooth接続ができてしまうので、まさに“ワンタッチ”で利用できる。通常であればBluetooth設定には若干の手間が生じるが、NFCを使えば簡単だ。

ワイヤレススピーカー SRS-BTV5|YouTube


(3) HTC Jがアジア市場へ進出


HTC NIPPONは、KDDIとともに開発した日本市場向けスマートフォン「HTC J」をアジア市場にも投入することを明らかにした。日本市場向け端末が海外市場へ出る事例は稀なので、大きな注目が集まる。
もちろんシャープ、パナソニックモバイルコミュニケーションズら、他社も海外展開はしているが、HTC Jは海外メーカーであるHTCが日本市場を意識してKDDIと協力した端末であり、それが日本での発売後に海外へ渡るのは珍しい例といえる。

「HTC J」の名も、カラーバリエーションも、そしてプロモーション展開におけるアイドルグループ「乃木坂46」の起用も日本と同じだ。販売されるのは台湾と香港。

通信サービス

(1) KDDI、高速通信サービス「4G LTE」を9月21日より提供開始

KDDIはiPhone 5の発売にあわせてLTE規格の通信サービス「4G LTE」を21日より提供開始する。下り最大75Mbpsの高速サービスで、2013年には下り最大速度は112.5Mbpsにまで引き上げられる予定。また、サービスエリアは、開始当初から東京23区、全国の政令指定都市を中心とした主要エリアをカバーする。そして、2013年3月末までには実人口カバー率で約96%を達成する予定だ。



対応端末は当面はiPhone 5のみで、料金プランも現在のところは選択肢が少ない。基本プランは「LTE プラン」(月額980円)、インターネット接続サービスは「LTE NET」(月額315円)、パケット定額サービスはフラット型の「LTE フラット」(月額5,985円)のみとなっている。2段階制のパケット定額サービスなどは今のところ用意されていない。

また、オプション契約が必要だが、テザリングを利用することもできる。テザリングオプションは月額525円。

なお、月のデータ通信量が7GBを超えた場合には当該月の残り期間は通信速度が上下最大128kbpsに制限される。この制限を当該月の間に解除したい場合はエクストラオプションの契約が必要で、これには2GBあたりで2,625円かかる。

(2) ソフトバンク、高速通信サービス「SoftBank 4G LTE」を9月21日より提供開始




ソフトバンクモバイルはiPhone 5の発売にあわせて高速通信サービス「SoftBank 4G LTE」の提供を開始する。同社はグループ会社であるWireless City Planningが提供するAXGP規格の通信インフラを利用したサービス「SoftBank 4G」を提供中だが、それに加えてもう一つの高速通信サービスを提供することになる。「SoftBank 4G LTE」の通信規格はNTTドコモ、KDDI、イー・アクセスのLTEサービスと同じだ。

通信速度は他社サービスと同様、下り最大75Mbpsで、サービスエリアは全国の主要エリアから開始され、2013年3月末までには東京23区及び政令指定都市における人口カバー率100%に達する見込み。

料金プランは基本プランが4つ、「ホワイトプラン」(月額980円)、「標準プラン」(月額1,960円)、「タイプX にねん」(月額780円)、「タイプX」(月額1,560円)、インターネット接続サービスが「S!ベーシックパック」(月額315円)、パケット定額サービスが「パケットし放題フラット for 4G LTE」(月額5,985円)と「パケットし放題 for 4G LTE」(月額2,100円〜6,510円)の2つとなっている。

ただし、iPhone 5での利用に関してはおトクな「パケット定額 for 4G LTE」(月額5,460円)も利用できる。通常プランであれば、月のデータ通信量が7GBを超えると、速度が最大128kbpsに制限されるものの、「パケット定額 for 4G LTE」であれば、その制限がない。

(3) ソフトバンク、スマートフォンの下取りサービスを提供へ

ソフトバンクモバイルは21日より「下取りプログラム」を提供開始する。これは、スマートフォンを購入したユーザー向けに、それまでに利用していたスマートフォンを下取りするサービスで、まずはiPhone 4とiPhone 4Sが対象となる。今後はAndroidスマートフォンも対象になる可能性がある。

iPhone 5への機種変更の際、iPhone 4は8,000円、iPhone 4Sは12,000円で下取りする。下取り金額は月々1,000円ずつ、携帯電話の利用料金から割引される形で支払われる。8,000円の場合は8ヶ月に渡ってとなる。

(4) JR東日本仙石線地下区間で各社の携帯電話サービスが利用可能に

JR東日本仙石線の地下区間である「あおば通」駅〜「苦竹」駅間において、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話サービスが14日より利用可能となった。駅構内及び駅間における車内でも音声通話、データ通信が可能だ。ただし、車内での音声通話についてはマナー上避けたい。また、優先席付近では電源を切るようにしたい。

その他の話題&あとがき

ついにiPhone 5が発表されました。これまで頑に3.5インチを維持してきたAppleが画面サイズを4インチに大型化してきました。画面サイズについては大きくなればなるほど迫力が増して見やすくなる一方で片手での操作がしにくくなるので、一長一短がありますが、Androidスマートフォンでは標準的に4インチを超え始めているので、それに対抗してきた、と言えなくもありません。いずれにしても、人気を博すことは予約状況を見ても明らかです。今後のAndroidとのシェア争いにも注目が集まります。ちなみに筆者が予約した店舗では32GBのホワイトモデルが圧倒的に人気とのことでした。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!







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