今大人気のAndroidタブレット「Nexus 7」などの製造元であるASUSTeK Computer(エイスース)から、今月12日に発売された「PadFone2」。
その特徴はなんといっても、「合体する」という男のロマン溢れる”スーパーフォン”であることです。
「PadFone2」はSIMフリー端末で、ドコモやソフトバンクの回線を使って通信することができます。
そのため、1枚のSIMカード(1つの回線契約)をスマホとタブレットで使うことができ、通信費を節約することができますね。
そんな変わり種の「PadFone2」をタッチアンドトライしてきたので、レビューをお届けします!
こちらが「PadFone2」本体。
画面サイズは4.7インチで最近のスマートフォンと同じくらいのサイズです。
重さは135gで、重すぎず手にしっかりとフィットする感じでした。
背面は同社の人気Ultrabook「ZENBOOK」の背面と同じ円形のヘアライン加工になっており、高級感があります。
背面には1,300万画素のアウトカメラを搭載。前面にも120万画素のインカメラを携えています。
付属のPadFone 2 Stationとドッキングすることで、大画面のタブレットとして利用することができます。
タブレット側には10.1インチの液晶と5,000mAhの予備バッテリーを搭載しており、バッテリーの無くなった本体を充電しながら使うこともできます。
ドッキングは背面のスロットに差し込むだけでOK。とても簡単に合体できました。
ドッキングすると自動で液晶が点灯して、利用できるようになります。
本体のアプリやデータはそのまま引き継がれ、開いていたWebサイトやアプリもそのまま利用できます。
イメージとしては、PadFone2の本体から画面を出力しているという感じです。
また、タブレット専用のUIに切り替わるのでとてもスムーズに操作することができます。
PadFone2の上部側面にはmicroSIMスロットがあり、W-CDMAに対応するSIMカードを挿入することで通話や3Gデータ通信が利用できます。(LTEには非対応)
タッチアンドトライ時には日本通信のSIMカードが挿入されており、問題なく通信することができました。
通知領域では各種機能のON/OFF切り替えや明るさ調整などのスライダーがありました。
また、ドッキング時には本体とステーションそれぞれのバッテリー残量がチェックできるなど、細かいチューニングが施されています。
省電力設定も用途に応じて細かく調整することができます。
実際に2時間ほど使用していましたが、ほとんどバッテリーの消費を感じませんでした。
そのほか、サウンドモードに切り替えられる「AudioWizard」や各種便利アプリなども標準で搭載しています。
Qualcomm Snapdragon S4 ProのクアッドコアCPUと2GBのRAMを搭載するなど、スペックへの妥協はありません。
AnTuTuベンチマークアプリでは22,000近いのスコアを叩きだし、現行機種のなかでも最上位となっています。
いかがでしたでしょうか。
ただ単に合体するだけではなく、デザインやスペックなど全てにこだわった「PadFone2」。
スマホとタブレットの2台持ちをしている方にとっては、有力な選択肢となりそうです。
既に日本全国で発売されており、家電量販店などでも展示されているので、ぜひ手にとって体験してみてください!