Internet Explorer 6、ウェブを作る人達を悩ませてきたあのブラウザによく似たAndroid用ブラウザアプリ、それが『Net Explorer 6 | IE browser』です。決してメインブラウザにはなりませんが、あのIE6をちょっと思い出させてくれます。
IE6は2001年にリリースされ、かなりのシェアを持っていたブラウザでしたが、問題もありました。2010年には葬儀まで開かれたにもかかわらず、未だに世界で5%程度のシェアを持っています。
アプリを起動すると、ホームページはBingになっています。IE6といえばMicrosoft、Microsoftと言えばBingですからね。
が、よく見なくても表示が乱れていますね。これだからIE6は…というウェブデザイナーのため息が聞こえてきそうです。
同じページをChromeで開くとちゃんとキレイなページが表示されます。
すでにお気づきかもしれませんが、本アプリはスマホ用のページを開くことができません。オクトバもPC用の表示になります。
ツールバーには懐かしい感じのアイコンが並びます。
右端のSearchはそれを単体でタップしても何もありません。
アドレス欄に検索する語句を入力してからSearchをタップすると検索することができます。(キーボードの検索ボタンでも検索できるので、あまり意味ない…？)
検索サイトはもちろんbingです。
ユーザーエージェントを見てもやはりIE6と出ますし、ウェブサイト側からはIE6と認識されます。
ブックマーク？ありません。タブ？ありません。ピンチイン・アウトで縮小拡大？ありません。ブラウザとしての機能があまりにも少ない本アプリですが、それもIE6っぽいの一言で許せちゃいそうです。
アプリはオープンソースとなっており、より良く(または悪く)するための協力を求めています。IE6っぽくすればするほど現在のウェブには合わなくなるブラウザ、ウェブの開発に関わったことのある方ならきっとクスリと笑うことができるはずです。