【端末レビュー】「HTC J One HTL22」を1ヶ月使ってみた感想まとめ
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2013年6月にauより発売されたHTC製スマートフォン『HTC J One HTL22』。
発表・発売直後のレビューは様々な媒体で目にしますが、今回は私、はとさぶれが実際に1ヶ月間使った上で、気に入った点・気になった点を感じたままにご紹介します。
この夏は他にも魅力的な端末が多数登場するので、機種選びの参考にしていただければ幸いです。
初めに申し上げておくと私はこの端末を大変気に入っており、肯定的な意見が多くなると思いますがご容赦ください!
「Snapdragon 600」シリーズのSoCが搭載されアルミ筐体、FHD 4.7インチディスプレイ、au LTEトライバンド対応、MicroSDスロット搭載…というモンスタースペックは、発表当初から大きな話題に。
1月頃にリーク情報が流れてから半年、待ちに待った端末!…なのですが、一ヶ月使用していく内に多少は不満点も出てくるわけで。
そんな「HTC J One」を他端末と比較などもしていきながら見ていこうと思います!
【ディスプレイが高精細&コンパクトな大きさ】
本機はFHDディスプレイ(1920×1080)を搭載し、非常に美しい映像や写真を視聴する事ができます。
他のFHD端末が軒並み5インチ以上の中、4.7インチを実現し約469ppiという高精細さです。
【アルミボディーを採用】
パッと見で他と違うのは「アルミボディー」を採用している点です。
さらさらとした手触りに、高級感あるアルミの質感。明らかにプラボディーの端末とは違う点ですね。
【SDカードに対応】
グルーバル版では非搭載ですが、「HTL22」はMicroSDカードスロットを搭載しています。
内蔵ストレージが32GBあるので十分かもしれませんが、私は音楽を全てSDに入れるのでありがたいです。
【フロントデュアルスピーカー】
何気にこれの比重は大きいです。自宅でゲームや動画、音楽を視聴する際など、これまでの端末とは比べ物にならない程です。
スマホのスピーカーとしては十分すぎると思います。
【auトライバンド対応】
本機はau LTEトライバンドにも対応しています。
iPhone/iPad向けに提供されている2.1GHz帯のLTEも利用ができ、更に快適なインターネット環境を実現するものです。
【ハードの作りの甘さ】
アルミボディーはカッコイイのですが、その製造の難しさからか、筐体の作りに当たりハズレがあるようです。
私の端末も本体と裏蓋に僅かな隙間がありますが、同様の報告はネット上でも目にします。
【Blink Feedの使い勝手の悪さ】
本機より採用された「Sense5」のBlink Feedですが、現在は決まったフィードのみの閲覧で、使い勝手はいまいち。
今後、好きなものを表示できるようになれば、良さそうな機能なのですが。
【色移りする事がある?】
本機をジーンズなど色の濃いもののポケットに入れていると色移りする場合がある、という報告が上がっています。
私のは全く汚れていませんが、側面の樹脂部分は確かに汚れたら消えにくそうな素材で、少し不安を覚えます。
【一部アプリのレイアウト崩れ】
これは本機特有ではなくFHD機種全般に言えることですが、一部のアプリでレイアウトが崩れる事があります。
FHD端末が増えるにつれて解消されることを期待しましょう。
「HTC J One」の目玉機能と言えば「UltraPixel Camera」が挙げられます。
「400万と画素数こそ少ないが、より多くの光を取り込み明るく撮影できる」という触れ込みですが、実際の所はどうなんでしょう?
というわけで、本機と「Xperia Z」にて、撮った写真を比べてみる事にしました。
設定はどちらもノーマルのまま弄らず、ISO感度などは自動です。(以下全てクリックで拡大)
印象としては、「Xperia Z」の方が細かいディティールも捉えていますが補正がキツく、若干不自然な色合いにも見えます。
「HTC J One」の方は少し暗い印象を受けますが、自然な感じです。
ちなみにこれは昼間に「風景モード」で撮影したものです。どちらもよく撮れていると思います。ここまできたら好みの問題かもしれませんね。
次に夜間に照明の多い場所で撮影してみました。
「Xperia Z」は少し青みがかっていて空が実際より明るくなっていますが、全体的にくっきり写っています。文字もハッキリ読み取れますね。
「HTC J One」は色や空の明るさは自然ですが、看板の文字がボケてしまっています。特に電光掲示板部分がボケているのは、「より多くの光を取り込む」センサーの弊害でしょうか。少しISO感度などを下げれば良いかもしれませんね。
撮影技術や撮影環境によっては、必ずこの結果になるものではないと思います。
今回の比較で強いて言うなら、自動設定でも常に一定のレベルで綺麗に撮れるが全体的に補正がキツい「Xperia Z」と、自然な色合いだが綺麗に撮るには設定が必要な「HTC J One」といった感じでしょうか。
ちなみに、スマホのディスプレイで見る分にはどちらも十分な画質ですよ。
ついでに『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』を使って、「HTC J One」と「Xperia Z」のスコアを測ってみました。
結果は「HTC J One」の圧勝で、新SoC「Snapdragon 600」の性能の良さが伺えます。
しかし、体感的にはさほど差はなく、多少バッテリー持ちが良くなったと感じる事があるぐらいです。
スマートフォンは人によって使い方も重視するポイントも異なるので、私の感想はあくまで参考程度にとどめておいて下さい。
発売から一ヶ月経って値段も大きく下がってきたので、これから購入する方の参考にもなれば幸いです。
とにかく言いたいのは、私はこの端末が大好だという事です! …たとえ一ヶ月を待たずして一括0円になろうとも!
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