先日のニュースでもお伝えしましたが、Microsoft Officeの閲覧・編集ができる『Quickoffice』が無償化されました。
これまではビジネス向けの有償サービス「Google Apps for Business」ユーザーのみ無料で利用できたのですが、現在は全Googleアカウントユーザーが無償で利用できるようになっています。
本アプリは外出先でもファイルの確認や編集でき、さらに作成することもできます。
まずはGoogleアカウントでのサインインします。
本アプリはGoogleドライブと連携しているため、Googleドライブ内に保存されているオフィスファイルも閲覧・編集することができます。
もちろん内部ストレージ(端末内部)に保存されているファイルでもOKです。
オフィスファイルはマークによって識別され、上3つの「X」「P」「W」はMicrosoft Officeで作成したファイル、下3つはGoogleドライブで作成したファイルです。
Excelシートで作成されたグラフです。グラフの大きさや、端末の画面サイズにもよりますが、表示・確認することができます。
PowerPointもスライドを追加したり、文字を修正したり簡易的な編集は可能です。
本アプリと連携しているのはGoogleドライブですが、例えばDropboxに保存してあるオフィスファイルでも、閲覧・編集は可能です。
本アプリ側からDropboxに置いてあるファイルに直接アクセスすることはできませんが、Dropboxアプリからオフィスファイルを選択し、本アプリを選択することによって閲覧・編集することができます。
逆にオフィスファイルを本アプリで作成し、続きをパソコンなど編集することも可能です。
画面右上のプラスボタン「+」をタッチすると作成画面が表示されます。
このように、フォントや段落の設定、スプレッドシート(Excel)では関数も編集できます。
作成したファイルは、「docx」「xlsx」「pptx」の拡張子で保存されます。
作成した文書ファイルは、パソコンのWordではこんな感じに表示されます。
9月26日までにGoogleアカウントでサインインすると、Googleドライブで使用できるストレージ容量に10GB追加されます。追加された容量は2年間無料で使用できます。ストレージ容量は初期状態では15GBなので、合計25GB使用できることになります。
クラウドサービスの普及によって、USBメモリ等で持ち出さなくてもインターネットに繋がれば、どこでもファイルを閲覧・編集できるようになりました。画面サイズや入力方式等の制約もあって決して使いやすいとはいえませんが、外出先での一時的な簡易編集と割り切れば十分な機能だと思います。