9月26日、気になるニュースが飛び込んできました。その内容というのが、「KDDI研究所、Wi-FiとLTEを同時に使用し、快適なブラウジングを実現するウェブブラウザ 『predioブラウザ』β版を開発。トライアル版を配信開始。」と、いうものです。
おぉ、何だかよく分かりませんが凄そうなブラウザです!これは試してみるしかないでしょう。と、言う事で早速インストールしてみましたよ!
では、まず『predioブラウザ』のどこが凄そうなのか?と、いう事ですが。KDDI研究所の発表によると、「Wi-FiとLTEを同時に使って通信するリンクアグリゲーション技術搭載のブラウザ:プレスリリース引用」との事です。
うーん、何だかよく分かりません。もう少し調べてみましょう。
・リンクアグリゲーション無線技術|YouTube
と、ありました!YouTubeに去年投稿されたau公式動画で「リンクアグリケーション無線技術」について説明されています。
要は「複数の通信環境が利用できる状態なら、まとめて使えばいいじゃない!そしたらもっと安定・高速化ができるよ!」って感じです。最近では自宅はもちろん、駅のホームやカフェ、レジャー施設などあらゆる場所のWi-Fi環境が整っているので、これは期待できるのではないでしょうか?
特にデモのように大きなサイズのデータをダウンロードする際は、待ち時間が短縮されて捗りそうです。
とりあえず、通信速度のアップ・安定性の向上が見込めるのは分かりましたがブラウザとしての機能はどうなのよ?って事で実際に利用してみましょう!尚、現在のところ対応機種が一部のau端末に限られているのでご注意を。以下が対応端末になります。
- XPERIA UL SOL22
- URBANO L01
- XPERIA VL SOL21
- GALAXYSⅢ Progre SCL21
- AQUOS PHONE SERIE SHL21
- ARROWS ef FJL21
- DIGNO S KYL21
- Optimus G LGL21
- G’zOne TYPE-L CAL21
アプリを起動すると本アプリの特徴がデカデカと表記されています。とりあえず、検索窓にワードを入力してみましょう。
当たり前ですが普通に表示されました。見た目はAndroidの標準ブラウザに近い感じでしょうか。特に体感で速度が変わったという事もありません。PC表示もOKです。
本来なら、ここでスピードテストや大容量のダウンロードを行って、「ほら!こんなに速い!スゴイ!ほらほら!」と、やりたかったのですが…。如何せんオクトバ編集部の通信環境が良すぎるのか、思ったような成果が得られませんでした。残念。
ブラウザとしては極々標準的で、トライアル版ではありますが基本的な機能は一通り揃っています。タブ一覧なんかも使いやすいです。
端末標準ブラウザからブックマークのインポートもできます。Flashにも対応しており、動画再生も問題なく行えます。普段使いのブラウザとして十分に活躍してくれると思いますよ!
本アプリを使用すると自動的に端末のWi-Fi機能がONになり、モバイル通信とWi-Fi通信を同時に行い始めます。Wi-Fi自動ON機能は設定からON/OFF切り替える事ができますよ。
Wi-Fi環境がない時にWi-FiがONになっても、無駄にバッテリーを消費するだけなので気をつけましょう。
KDDIによる新しい試みを実践したブラウザ『predioブラウザ』ですが、いかがでしたでしょうか。数字的なデータが出せなくて恐縮ですが、YouTubeのデモを見る限り圧倒的なスピードでダウンロードをしているので、期待できるのではないでしょうか?
スマートフォン普及によるモバイルトラフィックの急増で、通信速度の減速に嘆いていた方達の救世主になるかもしれませんね!
ちなみに本アプリは2014年3月31日で提供終了との事です。「それ以降のau端末標準ブラウザに?」との憶測も飛び交っていますが、いずれにせよ実用化が楽しみですね!