【ニュース】米Googleが15周年、関連する情報の表示などモバイルでの検索機能を強化

 
米Googleは9月26日(現地時間)、創立15周年を記念し、モバイル向けの検索機能を強化することを発表した。
主にナレッジグラフの強化など、検索ワードに対する関連情報の表示が強化される。
また、デザインもシンプルなもので統一し、タッチに最適化されるという。
今後、数週間のうちにGoogle検索アプリがバージョンアップ予定。

ナレッジグラフの強化

モバイル向けの「ナレッジグラフ」が強化される。

「ナレッジグラフ」は、単に検索ワードを含む結果を表示するだけでなく、検索ワードからユーザーが何を求め探しているのかを考慮し、関連情報まで表示してくれる。

例えば「ゴッホ 作品」と検索すると、検索結果上部に関連作品のコレクションが表示され、ユーザーが求めている情報とインターネット上にある情報を結びつけている。

また、2つのものを比較して検索結果を表示してくれる機能も強化される。

例えば「オリーブオイルとバターの比較」と検索すると、カロリーや成分情報を比較して結果を表示してくれる。これは音声での入力でも可能。
 
音声リマインダー機能がiOSでも利用できるようになり、AndroidとiOS間での利用がシームレスに利用できるようになる。
例えば自宅のAndroid端末で「OK Google,」のあとに「オリーブオイルを買う」と音声入力し、その後スーパーなどの店内に入るとiPhoneの画面上にプッシュ通知してくれる。
 
今後、数週間のうちにGoogle検索アプリの新しいバージョンがダウンロードできるようになる。

デザインもシンプルに

モバイル向け検索結果ページのデザインもシンプルなもので統一し、タッチに最適化される。
Googleによると、「探している検索結果に集中できるように最適化」されるという。

GoogleのAmit Singhal上級副社長は、「ユーザーの手間が省けるように今後も検索結果の改善を続けていく。まだ始まったばかり」などとコメントしている。
 

Google検索15年の歴史

関連情報

Fifteen years on—and we’re just getting started(Google公式ブログ、英文)