ソニーがウォークマンの新モデルを6シリーズ計14機種発表した。今回のラインナップには「NW-ZX1」と「NW-F880シリーズ」というハイレゾ音源に対応した機種が含まれている。あわせて音楽配信サイトmoraでハイレゾ音源の配信が始まることも明らかになった。また、パナソニックがスマートフォンの開発を休止することを正式に発表した。
(1) ソニー、ウォークマン新モデル
ウォークマンの新モデルは、ZX1、Fシリーズ、Mシリーズ、Wシリーズ、Sシリーズ、Eシリーズの計6シリーズ計14機種という顔ぶれだ。非常に多くのラインナップが用意されることになったが、なかでも注目はZX1とF880シリーズだ。どちらもハイレゾ音源に対応する。
左からNW-ZX1、NW-F880シリーズ
ソニー独自開発のフルデジタルアンプ「S-Master MX」は、ハイレゾ音源に対応した「S-Master HX」に進化し、この2機種に搭載される。また、ZX1では様々な面で高音質を楽しむための追及がみられる。一方のF880シリーズは、ハイレゾ音源を楽しむことだけでなく、日常的に気軽に音楽を楽しむ面にも配慮されている。例えば、周囲の騒音を約98%カットするデジタルノイズキャンセリング機能の搭載などだ。この機能はZX1には搭載されていないので、そこまで音質にこだわらないものの、とりあえずハイレゾ音源も聴いてみたい、という場合にはF880シリーズが適しているはずだ。
なお、ZX1の発売日は12月7日で、F880シリーズは10月19日の予定となっている。
(2) 音楽配信サイトmoraでハイレゾ音源の配信を開始へ
音楽配信サイト「mora」において、ハイレゾ音源の楽曲データの配信が10月17日より開始される。ちょうどソニーのウォークマンNW-F880シリーズの発売日よりも2日先行する形だ。ハイレゾ音源は、従来からのCDを超える情報量を持つ高音質の音源のことで、CD音源では得られなかった、よりリアルな臨場感、音の表現を楽しむことが可能だ。
配信されるデータ形式はflacの44.1kHz-192kHz/24bitで、最新の「Media Go」から購入できる。また、NW-ZX1とNW-F880シリーズに関しては、moraアプリから購入することも可能だ。
ハイレゾ音源対応ウォークマン
(3) ASUS Pad TF701T
ASUS Pad TF701T
ASUSTeK Computer Inc.(以下、ASUS)は10月中旬以降をめどにタブレット「ASUS Pad TF701T」を発売すると発表した。このTF701Tは、サイズが約10.1インチ、解像度が2,560×1,600ドットの高精細IPS液晶を搭載するタブレット。
過去モデルと同様、キーボードドックとドッキングすることで、ノートPCライクに使うことや、ドック内のバッテリーをあわせることで、最長17時間までの連続使用も可能となっている。
OSはAndroid 4.2.2で、メモリは2GB、ストレージは32GB、ネットワークはWi-Fiのみで、本体サイズは約263×180.8×8.9mm、重さは約585gだ。
(4) ASUS Fonepad 7
ASUS Fonepad 7
ASUSは10月中旬以降をめどに7インチ液晶を搭載するタブレット「ASUS Fonepad 7」を発売すると発表した。Fonepad 7は、7インチサイズ、解像度1,280×800ドットのIPS液晶を搭載するタブレットで、OSはAndroid 4.2.1。メモリは1GBで、ストレージは8GBだ。
注目すべきは3G通話・データ通信に対応している点で、スマートフォンのように音声通話を利用することもできる。
本体サイズは約196.6×120.1×10.5mmで、重さは約340gだ。
(1) パナソニックが個人向けスマートフォンの開発を休止
パナソニックはAVCネットワークス社傘下のパナソニック モバイルコミュニケーションズ(以下、PMC)が担当する携帯電話端末事業を大幅に見直し、個人向けスマートフォンの開発を休止することを明らかにした。この結果、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル向けに提供されてきたパナソニック製スマートフォンの新モデルは当面登場しないことになる。
しかし、パナソニックは法人向けのスマートフォン事業及び個人向けのフィーチャーフォン事業は継続する。また、個人向けスマートフォンに関しても、既存製品のサポートは引き続き行う。
パナソニックが個人向けスマートフォンの開発を休止することで、国内の個人向けスマートフォン開発メーカーはソニーモバイルコミュニケーションズ、富士通、シャープ、京セラの4社となる。
(1) KDDI研究所がWi-Fiとモバイルデータ通信を同時使用できるブラウザを開発
predio
KDDI研究所は9月26日、Wi-FiとLTE/3Gを同時使用して通信できるブラウザアプリ「predio(プレディオ)」を開発し、リリースしたと発表した。今回リリースされたバージョンはベータ版だが、2014年3月31日まで期間限定で無償提供される。気軽に試すことができるので、気になる方はチェックしてみよう。
このpredioは、Wi-FiとLTE/3Gを同時使用できるため、安定性の高いブラウジングができる上、ファイルのダウンロード時などにはより高速な速度を出すことができる。
対象機種はリリース時点で下記の通りとなっている。
XPERIA UL SOL22、 URBANO L01、 XPERIA VL SOL21、 GALAXYSⅢ Progre SCL21
AQUOS PHONE SERIE SHL21、 ARROWS ef FJL21、 DIGNO S KYL21
Optimus G LGL21、G’zOne TYPE-L CAL21
(2) LINEでビデオ通話が可能へ。動画共有機能も追加
ビデオ通話機能の利用イメージ
LINEは9月24日、無料通話・無料メールアプリ「LINE」において、バージョンアップを行った。今回のバージョンアップによって、ビデオ通話機能と、Snap Movie機能が利用できるようになる。
ビデオ通話機能はLINE上の友人と一対一のビデオ通話ができる機能で、Android/iOS/PC(Windows/Mac)と、プラットフォームを跨いで利用することもできる。
Snap Movie機能は、最長10秒間の動画を撮影・共有できる機能で、友人と手軽に動画の共有ができるので、新たな楽しみとなりそうだ。
ここ最近、噂は何度かありましたが、パナソニックが個人向けスマートフォンの開発を休止することが正式に発表になりました。私自身、現在「ELUGA P」を使っているため、残念でなりません。ELUGA Pは長く使ってみると、Wi-Fiの感度やパフォーマンス面などで微妙な部分も色々と出てきましたが、画面の美しさは際立っていますし、それほど悪くありません。しかし、この厳しい市場を戦っていくには難しいのかもしれません。ドコモのツートップ戦略も影響したことでしょうし、他にも良い端末は色々とあります。その中でELUGAならではの魅力を訴求し、ブランドを浸透させるのは難しかったと思います。
それでも、国内メーカーが僅か4社というのは寂しいですね。せめて、残った4社には頑張ってほしいですし、今後のモデルにも期待したいところです。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!