Memory Wiper : メモリの断片化を解消して応答速度を回復!無料Androidアプリ
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Androidに限らず、パソコンのような複雑なシステムを長時間稼働し続けていると、内側ではどんなことが起きているのでしょうか。
アプリやタスクを稼働させる時に使われる「RAMメモリ」は1秒間に数GBもの情報を書き込むことができます。これによって新しいアプリの起動、古いアプリの終了などを素早く切り替えているのですが、稼働するものが増えれば増えるほどに”切替”作業の回数も増えていきます。
この時、ちょっとした行き違いなどから断片化と呼ばれる現象が発生することがあります(簡単に言うとRAMメモリに隙間ができる)。
『Memory Wiper』はこの断片化を解消することに特化したメモリクリーナーです。
- ワンタップでRAMメモリを掃除
- 断片化を解消して応答速度を向上させる
- クリーンアップ強度を選択できる
- 玄人向けにブロックサイズを指定できる
開発:purple.wave
本アプリを起動すると現在の空きメモリ容量がリアルタイムで表示され、「メモリをワイプ」ボタンをタップするとクリーンアップを開始します。
「方針」と「最大ブロックサイズ」からクリーンアップの強度を調整することができます。
「方針」を大きくするとメモリのほとんどがクリーンアップされ、タスクキルされるものが増えます。
「ブロックサイズ」とは一度に確保するサイズです。ここを「128MB」にしているなら、クリーンアップ時に128MBずつRAMを確保していきます。
よくわからない場合は弄らないほうがいいです。
※GooglePlayの説明文に記載されている通り極めて大きなアプリを使いたい場合以外ではブロックサイズを変更する必要はありません。
標準の強度でもこれだけ空きました。今回はXperia Z(RAM容量2GB)で試しており、クリーンアップ後にメモリが半分以上空いたことになります。十分ですね。
基本的に「メモリ解放」の最も効率的で影響が大きな操作は端末の再起動です。RAMは通電されていない時にデータを蓄えておけないため、電源を切れば全開放されます。
よっぽど重い場合は再起動しましょう。本アプリは再起動せずに多少の動作改善を求める際に重宝するものですので、大きな効果を期待するのではなく小まめな調整を行うものと心得ると良いかと思います。
設定から自動的ワイプを有効化することができます。
「トーストの表示」とは、画面下部に小さくクリーンアップ結果を通知するものです。チェックを入れたものに対し通知されます。
「自動ワイプ」は端末が指定した条件になった時、本アプリが自動的にメモリをクリーンアップする設定です。
「方針」の概要は同じです。
「イベント」が自動ワイプを実行するタイミングです。画面を点けた時、消した時、ロック解除した時の3パターンから好きに選べます。
このように設定すると、「画面を点けた時にRAMメモリの空き容量が419MBを下回っている場合、自動的にクリーンアップを開始する」となります。
バックグラウンドで動くアプリを殺したくない、あるいは画面消灯時もバックグラウンド通信などを行いたい際に「画面オフ」にチェックを入れてしまうと待機中のアプリがクリーンアップされてしまう可能性もあるため、タイミングは自分の利用環境に合うものを選ぶ必要があります。
すごくシンプルで大雑把ですが書き起こしてみました。
「断片化」とはこのように既に起動しているアプリなどによって専有されている領域がバラバラになっている現象のことです。
本来は端から順に並ぶのですが、容量の異なるタスクが頻繁に起動/終了を繰り返していると、順番やヒープ(消し忘れ)などの要因から”隙間”ができてしまうことがあります。
では例えば、この状態で200MBの連続した領域が必要なタスクが起動する場合はどこに置かれるでしょうか…?
「400MB」「150MB」「700MB」どの領域に隣接したとしても”隙間”はできてしまいますよね。つまり断片化は悪化します。
そこで本アプリの出番。
本アプリでメモリのクリーンアップを実行すると、本アプリがどんどん膨らんでRAMメモリを片っ端から占領していきます。
完全に100%確保してしまうとOSなども動かなくなるため、端末がクラッシュする危険性があります。このためAndroid OSはRAMの空き容量が一定以下に下がった時に起動中のアプリを自動的に強制終了(タスクキル)する仕組みが組み込まれています。
『Memory Wiper』が空き領域を占領していって容量が不足してくると、OSが他のアプリを次々に強制終了させます。
そして最後に、『Memory Wiper』が確保した全ての領域を開放(=自分自身をタスクキル)します。
Androidの一部のアプリは強制終了された場合自動的に再起動するものがあり、例えばホームアプリやウィジェットなどは一旦強制終了された場合でも少し待てば起動してきます。
再起動されたものを含め、クリーンアップ後に起動したタスクは邪魔になる要素(ブロック)がないため端から順に並ぶ、というわけです。
こうすればスッキリしますよね?
これが「デフラグ」という動作です。本アプリは仕組み上メモリの整理(デフラグ)と同時にクリーンアップ(タスクキル)も行われるので、動作が軽快になります。
開発:purple.wave
アプリ名 | Memory Wiper |
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対応OS | Android 1.6 以上 |
バージョン | 2.0.5 |
提供元 | purple.wave |
レビュー日 | 2013/10/03 |
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