人は間違いを犯すものです。スマホを弄っていて、大切な写真をうっかり削除してしまうこともあるでしょう。PCだったら「ゴミ箱」があるから、一度削除してもゴミ箱から元の場所に戻すことができるのに。
『Dumpster – ごみ箱』はそんなPCの便利機能をスマホでも使えるようにした、いざというときのための便利アプリです。
本アプリの機能を有効化するには、一度アプリを起動する必要があります。
最初の設定で、どの種類のファイルを保護するのか選びます。本アプリではスマホ上の全てのファイルが対称となるわけではなく、指定した種類のファイルのみを保護します。
対象となるファイルの種類はアプリの公式サイトでも書かれていますが、かなりたくさんあります。jpgやpngなど一般的なファイルはほとんど対象となっていると思います。
設定が終わったら、とりあえずテストしてみましょう。
ファイラーアプリで適当なファイルを(一応コピーしてバックアップを取ったほうが無難です)削除してみましょう。
ファイラーの一覧からは消えますが、本アプリを起動すると削除したファイルがリスト表示されます。
一覧からファイルを選んでタップするとファイルの詳細が表示されます。画像ファイルならここからプレビュー表示して内容を確認することもできます。
「修復する」ボタンをタップすれば、ファイルは元あった位置に復元されます。間違えて消してしまったファイルもこれで元通りになるので安心ですね。
オプションからは、削除したファイルをいつまで保持するかを設定できます。
例えばこれを「1週間項目を保つ」にすると、削除してから1週間経ったファイルは本アプリからも削除され、復元することはできなくなります。
本アプリは簡単に言えば、削除したファイルを本当に削除する前に一時的に避難させるアプリです。消してしまったファイルを復元するアプリではないので、本アプリをインストールする前に削除したファイルを復活させることはできません。
また、Playストアのレビューを見ると復元できなかったというのもあるようです。(レビューをよく見ると、自分の意志で消したのではなく、何らかで「消えてしまった」ファイルが復元できない、ということのようですが。)そういうこともあるようなので、過信はせず、いざというときのための保険のように本アプリを入れてみてはどうでしょうか。