【特集】Android 4.4 KitKat搭載のLG製スマートフォン「Nexus 5」を徹底レビュー!【新機能編】

【特集】Android 4.4 KitKat搭載のLG製スマートフォン「Nexus 5」がオクトバにキタ━(゚∀゚)━!【開封の儀】

…という事で、昨日は勿体つけて外観のレビューに留まりましたが、今日こそは肝心の中身の紹介をしていきたいと思います!
国内キャリアではイーモバイルからの発売も控えているので、購入前の参考にしてみてはいかがでしょうか?

いきなりのアップデート

では、電源を入れて早速レビュー!
…と行きたいところですが、Wi-Fi設定後いきなりシステムアップデートを求められます。SIMの設定前なので、初起動はWi-Fi環境のあるところで行いましょう。

魅力的新機能が満載!

気を取り直して、今度こそレビューです!上の画像は、電源を入れて初期設定が終わった後のホーム画面です。
ホーム画面で特徴的な点は「Google Now」がホーム画面の一番左端に常に表示されていること。HTC J ONE(HTL22)の Blink feedのようです。
また、ホーム画面上で「OK、グーグル」と言うだけで「Google Now」が起ち上がり、検索が可能です。何だか未来的ですね!

またステータスバー及びナビバーの背景が透過された事で、よりスタイリッシュになりましたね!アイコンの色もいわゆるHolo Blueからシンプルな白になっています。

ドロワーには特に大きな変更はありませんが、アイコンが少し大きくなっているように感じるのは私だけでしょうか?
デフォルトでインストールされているアプリはこれだけで、余計なアプリは一切ありません。さすが、ピュアAndroidと言われるだけはあります。
プリインストールアプリが最小限なのも、Nexusシリーズの人気の一つですね。

画面の何も無いところを長押しすると、壁紙の変更・ウィジェットの配置・設定画面へ移動が行えます。
Android 4.0以降の標準ホームアプリでは、ウィジェットの選択はドロワーにあるタブで行っていましたが、以前のホーム画面長押しに戻っています。
“以前の方が使いやすかった”という声が大きかったのでしょうか?

ロック画面にも多少の変更が見られます。
まず、以前は決まっていたロック解除のスワイプ方向が自由になりました。鍵アイコンを好きな方向にスワイプするとロックが解除されます。
また、画面下のアイコンを上にスワイプすると、Google Nowが一発起動しますよ。

ロック画面右下のカメラアイコンを左側にスワイプすると、カメラが起動します。
アプリを探さなくても、サッと素早くカメラを起動できるので、突然のシャッターチャンスも逃しませんよ!

アプリ履歴や、Android4.2から搭載されているクイックパネルには大きな変更は見られませんでした。

設定画面にも大きな変更は見られませんが「印刷」と「タップ&ペイ」という項目が追加されています。
「印刷」からは、GoogleクラウドプリントやWi-Fiを使用した無線プリンタに、より簡単にアクセスできるようになっています。
「タップ&ペイ」は、現在日本では利用できない機能ですが、NFCを利用した支払い機能で、日本で言う「おサイフケータイ」ですね。アメリカではこの機能でGoogle Walletから支払いができるようですが、日本で使用できる日はくるのでしょうか?楽しみですね。

恒例のイースターエッグを表示!

では、せっかく設定画面を開いたので、恒例の「イースターエッグを」表示させてみましょう!
設定画面から端末情報をタップし、「Androidバージョン」を連打すると今回のコードネームの頭文字「K」が大きく表示されました。

今回のイースターエッグはこれだけではありません!
表示された「K」を連打すると、今回のコードネームに採用されたNestleのお菓子「KitKat」風のデザインで「Android」の文字が表示されます。
更に、画面を長押するとこれまでのコードネームに採用されたお菓子のアイコンがタイル状に表示されます!今回はやけに力の入ったイースターエッグですね(笑)

気になるベンチスコアは…?

恒例と言えば、もちろんベンチマークもテストしてみましたよ!上の画像がその結果です。体感ではかなりヌルサクで一つ一つの動作が速いと感じたので、期待しました…が。それほど高くはありませんでした。
特にSoCが新しくなったわけでもないので、このヌルサクぶりは新OSの恩恵が大きいのかもしれません。(端末環境によっても変動するので、参考程度に留めておいてください)

新カメラ機能「Photo Sphere」が面白い

Android4.4ではアプリ毎にも様々な新機能などが追加されています。まずは、カメラから見て行きましょう。
『Nexus5』のカメラは画素数こそ800万画素ですが、光学手ブレ補正機能を有しています。特に動画撮影の際に活躍してくれるはずです。

特に面白いのが新機能「Photo Sphere」です!これは少しづつ撮影した写真を繋ぎ合わせて360°の写真が撮れる機能で、実際に撮影したものが上の画像です。
建物が密集しているので、一部わけがわからない画像になっていますが、なかなか面白い写真です。

撮影方法は部分的に何枚も写真を撮っていく感じで、中心に表示されている◯を小さい水色の丸に合わせるとシャッターが切られます。これを繰り返していくと一つの画像になり、360°の写真になる仕組みです。
建物の少ない公園なんかで撮影すると面白い写真が撮れそうですね。また、通常のパノラマ撮影も可能です。

煩雑だったメッセージアプリが統合!絵文字にも対応!

Googleキーボードでは、絵文字が利用できるようになりました!いわゆる日本のキャリア絵文字とはかなり違う感じですが、これはこれで可愛いのではないでしょうか?
また、複数あったメッセージアプリがハングアウトに統合され、より便利に使用できるようになりました。SMSもハングアウト内に統合されています。

動画キャプチャーができる!でも導入はちょっと難しい

【OCTOBA】特集・Nexus5の操作画面を動画キャプチャーしてみた |YouTube

Android4.4の新機能で「screenrecord」というものがあります。これは操作画面を動画キャプチャーできるもので、特にアプリ開発者の方にはありがたい機能ですね!個人的にもゲームアプリレビューが捗りそうでワクワクしています。
ただ、この機能を使用するにはAndroid SDKの導入などが必要なので、ちょっと面倒です。詳しい導入方法については後日、改めて紹介しますよ!

SIMカードを挿しただけじゃ使えない!?

“『Nexus5』はSIMフリー端末”と聞くと自由度が高そうですが、ちょっと注意が必要です。
Wi-Fi運用だけなら問題ないですが、通話など含めて日常的に使用するには契約や設定が必要です。

たとえばドコモのLTE端末で使っていたSIMをそのまま差した場合、通話はできてもデータ通信は不可です。別途「mopera U」の契約とAPN設定が必要になります。
これも後日ご紹介する予定ですが、とりあえず単純にSIMを差しただけでは使用できないという事は覚えておいてください。

他にも知らない番号から着信があった際、Google Mapに登録してあれば、マッチした情報を表示してくれたりと、便利な機能が満載です!
触れば触るほど欲しくなる端末なので、量販店なんかで見かけたら是非手にとってみてください。ワクワクするスマートフォンですよ!

関連情報

・【特集】Android 4.4 KitKat搭載のLG製スマートフォン「Nexus 5」がオクトバにキタ━(゚∀゚)━!【開封の儀】
【新端末】Google、Android 4.4を搭載した「Nexus 5」を発表、本日より発売開始
【特集】本日リリースされた最新OS「Android 4.4 KitKat」の特徴・新機能まとめ
Nexus 5購入ページ|Play ストア