ソフトバンク株式会社は12月3日、子会社であるイー・アクセス株式会社と株式会社ウィルコムを2014年4月1日に合併することで合意すると発表した。
イー・アクセスを存続会社、ウィルコムを消滅会社とする吸収合併方式を予定しており、今後の社名やブランド名については決定次第発表するとしている。
イー・アクセスは1999年11月に設立され、「イー・モバイル」のブランドでデータ通信を主力とする携帯電話事業を展開している。2013年1月にソフトバンクの子会社となった。2013年9月末の契約数は440万で、2013年3月期の売上高は2207億円。
ウィルコムは1994年7月に設立。国内で唯一、PHSサービスを展開している。2010年に会社更生法の適用を申請し、ソフトバンクの支援を受けて再建を開始した。2013年9月末の契約数は570万、2013年3月期の売上高は1693億円。
両社は2013年1月より、それぞれの専売店である「イー・モバイルショップ」と「ウィルコムプラザ」において相互に商品を取り扱うなど連携を進めており、経営資源を効率的に活用し、事業を拡大していくために合併を行うことで合意した。今後、臨時株主総会等を経て2014年4月1日(予定)付けで合併する。
イー・アクセスを存続会社とし、ウィルコムを消滅会社とする吸収合併方式を予定しており、イー・アクセスのエリック・ガン社長が新会社の社長に就任する。社名やブランド名については決定しておらず、決まり次第発表する。
両社の契約数を合わせると1,000万以上となり、イー・アクセスが展開する無線事業と固定通信事業、ウィルコムの展開するPHS事業を引き続き発展させるとともに、今後も市場拡大が見込まれるスマートフォン分野に注力するとしている。
・当社子会社間の合併に関するお知らせ | ソフトバンク
・合併に関する基本合意書締結のお知らせ | イー・アクセス(PDFファイル)
・合併に関する基本合意書締結のお知らせ | ウィルコム(WILLCOM)(PDFファイル)