米Googleは1月29日(現地時間)、傘下の携帯電話端末部門のMotorola Mobility(モトローラ・モビリティ)を中国のLenovo(レノボ)へ売却すると発表しました。
売却価格は約29.1億ドルで、日本円にして約2972億円になります。
レノボはモトローラブランドや特許ライセンスを取得することで、急成長しているスマートフォン事業のシェアをさらに拡大する狙いです。
We’ve just signed an agreement to sell Motorola to Lenovo for $2.91 billion: https://t.co/PKDXrTq6Oe pic.twitter.com/vLcDBXlvIh
— A Googler (@google) 2014, 1月 29
Googleの発表によると、特許ポートフォリオの大半を引き続きモトローラが所有し、レノボは利用するライセンスを受けることになります。これに加え、モトローラブランドや商標、2,000以上の特許を取得します。
レノボは、モトローラの販路を利用し市場などでシェアを拡大させ、西ヨーロッパ市場進出への足掛かりを得る狙いです。
Googleは2012年にモトローラの携帯電話部門を約125億ドルで買収し、米国で第3位のAndroid端末メーカーとなりましたが、今回の売却により約2年足らずで手放すこととなりました。
※22:14 価格表記に誤りがあったため、修正させていただきました。
・Lenovo to Acquire Motorola Mobility from Google – Investor Relations – Google(英文)
・Official Blog: Lenovo to acquire Motorola Mobility(英文)