Motorola製スマートフォンには「Motorola Active Display」という機能があります。これはスリープ中(画面消灯中)に届いた通知を”ウィクアップ前に”表示してくれるもので、これを搭載したMotorola端末は「画面を点灯してから通知を確認」していた従来のAndroidの手順を逆にし、「通知を確認してから画面を点灯する」ことができるようになっています。
今回紹介する『AcDisplay』はこれを忠実に再現したアプリ。外観も動作もソックリでとてもよくできています。
本アプリのAndroid要件は「端末により異なります」ですが、オクトバにあるAndroid 4.2.2以下の端末でインストールできたものは1つもありませんでした。
Android 4.4.2を搭載したNexus 5およびNexus 7(2012/2013)ならインストールできました。
本家である『Motorola Active Display』のほうもKitKat専用と書かれているため、4.4以上のOSが必要になるものと思われます。
4.4以下の端末では、以前紹介した『DynamicNotifications』なら動くと思います。
初回起動時にはこのように赤い色で警告が表示されます。
本アプリを使うには、「通知へのアクセス」と「デバイス管理者」の2つの追加権限を手動で許可する必要があります。
どちらの権限も許可時に概要が表示されますので、よく確認してください。
本アプリの性質上「端末に届いた通知の内容を取得」して「ロック中に自動で起動・表示」する必要があるため、これらの動作が求められるのだと思います。
両方を許可したら画面最下部の「SEND TEST NOTIFICATION」をタップしてみましょう。本アプリの動作確認ができます。
・【OCTOBA】AndroidApp『AcDisplay』 |YouTube
Nexus 5でScreenrecordしましター。
スリープを挟むため撮れるか心配だったんデスが、スクショ・動画共にバッチリでしタ。KitKatさすがデスネ!
ちなみに狙ったタイミングで通知を取得するために『PushBullet』でワタシの言葉を送っていマース。
・PushBullet : バキューン!と簡単、PCから端末に情報を発射!通知を開いて即確認!無料
便利ネ!
本アプリが作動中にスリープに入り、通知が来ると左のような画面になります。
中央で動くサークルはカウントダウンの役割も持っていて、一周すると再び画面が消灯します。結構短め。
サークルをタップすると画面が変化します。
画面下部の鍵のマークのところまで指をスライドさせると単純にロックを解除し、上部の通知内容が表示された部分までスライドして指を離すとそのアプリを起動します。
どちらでもない部分で指を離すと再度サークルが出現します。
複数の通知が届いていた場合はアイコンで示され、タップすることで表示させる通知を変更できます。
本アプリは無料で広告も入っていないため、使ってみて気に入った際はメニューからDonateしてあげることで開発を支援できます……と思ったらGoogle PlayやPaypal経由ではなくBitcoinでのドネになるようです。
スリープ中の通知手段としてはバイブレーションや通知音、LEDなんかがありますが、どれも「通知が来た」こと自体はわかっても「何の通知か」がわからないので若干不便ですよね。
本アプリでそんなジレンマが解消されますので、メールやメッセージ等で頻繁にやりとりしている人は試してみてはいかがでしょうか。