エプソンはAndroidを搭載するシースルーのスマートグラス「MOVERIO BT-200」を発表した。4月24日に発売する。また、中国Lenovoが米Google傘下のMotorola Mobilityを買収することが明らかにされた。LenovoはMotorola Mobilityを傘下に収めることでスマートフォン市場での存在感を高める。
(1) エプソン MOVERIO BT-200
BT-200とワイヤレスミラーリングアダプター
エプソンは4月24日に「MOVERIO BT-200」と「MOVERIO BT-200AV」の2モデルを発売する。後者はBT-200に「ワイヤレスミラーリングアダプター」が同梱されたセットモデルだが、ワイヤレスミラーリングアダプターは単体での販売は行われないため、その機能を必要とする場合には予めBT-200AVを選ぶ必要がある。このワイヤレスミラーリングアダプターはブルーレイやDVDレコーダー、ゲーム機などのHDMI出力端子を搭載した機器の映像をワイヤレスでBT-200に映し出すことを可能にするアダプター。
BT-200はシースルーのスマートグラスなので、背景が透けた状態で画面を見ることができる。画面サイズは20m先に320型相当。通常の2D表示のほか、3Dコンテンツの表示にも対応する。
HDMI機器の映像のほか、Miracast対応のスマートフォン、タブレットなどの映像を出力することも可能だ。また、BT-200自体にもAndroidが搭載され、様々なアプリを利用することができる。
(2) 京セラのタフネス・スマートフォン「TORQUE(トルク)」
TORQUE
京セラは3月下旬をめどに国内でタフネス・スマートフォン「TORQUE(トルク)」を発売する。トルクは昨年3月に米国で発売になったスマートフォンだが、一部仕様を変更して日本市場にも投入される。
トルクはSIMフリーで提供され、NTTドコモ(以下、ドコモ)のXiにおける下り最大100Mbpsを利用できる。ドコモ及びドコモの回線網を利用してサービスを提供するMVNO各社のSIMカード/サービス等、対応した通信方式のサービス提供事業者を利用できる。
トルクの魅力は米国防総省の軍事規格であるMIL-STD-810Gに準拠した試験をクリアするタフさ。落下、振動、高温・低温、塩水など様々な環境に耐えられる。もちろん防水・防塵でもある。さらに、工事現場など周囲の騒音が大きい場所でもハンズフリーでのスピーカー通話ができるよう大音量のダブルスピーカーを搭載する。
トルクはダイワボウ情報システムを通して販売される。
(3) ソフトバンク、活動量計「Fitbit Force」を2月14日発売
Fitbit Force
ソフトバンクモバイルは活動量計「Fitbit」の新機種「Fitbit Force」を2月14日より販売開始する。健康管理サービス「SoftBank HealthCare」向けの提供となるため、この契約無しでの単体購入はできない。Fitbit Forceは腕に装着するタイプの活動量計で、従来モデルの「Fitbit Flex」との違いとして、上った階数を記録できるようになっている。一定の段数を上ると1フロアと計算する。
他には歩数、消費カロリー、睡眠時間等を記録・管理できる。
料金はSoftBank HealthCareの月額500円のほか、アップグレード料金として3,200円が発生する。
(4) ソフトバンク、スマート体組成計301SIを2月中旬発売
ソフトバンクモバイルは2月中旬をめどにスマート体組成計「SoftBank 301SI」を発売する。既に1月31日から予約受付を開始している。また、スマート体組成計の基本使用料である月額590円が2年間無料となる「スマート体組成計基本料無料プログラム」というキャンペーンも実施される。
SoftBank 301SI
さらに購入者のうち先着5万名にはオリジナルメジャーがプレゼントされる。
301SIは3G通信機能を内蔵しているので測定データをそのままクラウド上にアップロードできる。測定できるのは体重、体脂肪率、BMI、基礎代謝、内臓脂肪レベル、身体年齢、骨レベル、骨格筋レベル、水分量。
(1) 災害用音声お届けサービスが6社間で相互利用可能に
震度6弱以上の地震などの大規模災害時に運用される「災害用音声お届けサービス」がドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムの計6社間で相互利用できるようになった。従来はドコモ、KDDI/沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル間では可能だったが、新たにイー・アクセスとウィルコムでも相互利用ができるようになっている。
災害用音声お届けサービスは、パケット通信を使って音声メッセージを届けることができるサービスで、災害時に音声回線が混雑しているときに音声メッセージを届ける代替手段の一つとなる。
(1) LenovoがMotorola Mobilityを買収
Google、Lenovoは1月29日(米国時間)、Google傘下のMotorola MobilityをLenovoが買収することで合意に至ったと発表した。買収金額は29.1億ドル(※若干の調整の可能性あり)。LenovoはMotorola Mobilityのスマートフォン事業を手に入れることになり、特に北米、ラテンアメリカ、西欧におけるスマートフォン事業拡大の足がかりとなる。
ただし、今回の買収においてMotorola Mobilityの持つ特許ポートフォリオの大部分はGoogleが所有権を継続して保有することになり、Lenovoはそれらについてライセンスを受ける。
Google傘下に入ったばかりという印象の強いMotorola MobilityがLenovoに売却されることが決まりました。当初からGoogleはMotorola Mobilityの特許ポートフォリオを重要視していたと考えられていますから、今回の売却はLenovoと双方にとってちょうどよい内容での取引なのかもしれません。GoogleはMotorola Mobilityを売却しても特許は維持し、Lenovoは特許についてはライセンスを受けるだけで十分でしょう。
今後、Lenovoがスマートフォン市場で大きなプレイヤーになってくることが予想できる動きだけに注目です。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!