総務省が平成25(2013)年12月末時点のMVNOサービスの利用動向に関するデータを公表しました。
その時点でのMVNO総契約数は1375万、移動系通信市場全体の中で占める割合は9%程度となっています。
この2年で契約数が急増
別紙(PDF/関連情報より)に掲載されたグラフによると、2011年12月に600(万)、2012年12月に1010(万)だった契約数が2013年12月には1375(万)を突破しており、2年で倍以上と急速に拡大していることが伺えます。
MNOとMVNO
携帯電話やPHSなどの移動体回線網を自社で保有し、提供している企業がMNO、これに対して、携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者のことをMVNOといいます。
例として、NTTドコモの通信網を使っている楽天ブロードバンドLTEなどはMVNOです。
今回発表されたデータによると、MVNO総契約数1375万のうち「MNOと同一グループに属するMVNO」は759万で過半数(55%)となるようです。
またMVNOサービスの事業者数は161社あり、そのうちの上位33社が契約数の9割(1317万)を占めることも記されています。
MNO/MVNOの詳細や、MVNOに係る月額データ通信接続料に関する情報、またMVNOの認知度などについても公表されています。
・総務省|MVNOサービスの利用動向に関するデータの公表(平成25年12月末時点)
・別紙(PDF)