※食べられません。
というわけで某えもんばりのひみつ道具として多くの国で役立っている『Google翻訳』。
実はかなり前から提供されているアプリなんですが、皆さん使ってますか?
以前の翻訳アプリは「アプリを起動して、テキストボックスに入力した文字を翻訳」するため使い勝手が悪かったですよね。
しかし、時代は変わりました。
『Google翻訳』は単語はもちろんのこと文章の翻訳にも対応しています。
さすがに精度は22世紀のコンニャクには敵いませんが、それでもなんとな〜くニュアンスというか言いたいことが伝わってきます。
言葉の端だけでもわかれば、あとは想像力をはたらかせてなんとかなることも多いかと思います。
でも、翻訳アプリって正直そこまで必要でもないですよね。
ご存知『Chrome』です。使い方はこちら↓
・【Androidスマホのコツ】知ってるようで意外と知らない?「Chromeブラウザ-Google」の活用術
『Chrome』には表示したウェブページの言語を自動認識し、翻訳してくれる機能が備わっています。PC版にもありますよね。
ウェブページならこれでok,では『Google翻訳』アプリを入れるメリットは?
そこを追求してみます。
今まで、文章を翻訳する時ってこうしてた方が多いと思います。
ブラウザなんかで表示された英文を長押しして範囲選択してコピー、その後翻訳アプリを起動して貼り付けて翻訳、と。
ちょっとめんどくさいですよね。
Android版『Chrome』を使ってるなら、こっち。
「共有」を使って範囲選択した部分のみを『Google翻訳』に渡すことができます。ピンポイントで知りたい部分を訳せる!
『Firefox』のような他のブラウザや『Feedly』のようなニュースリーダーからも共有一発で翻訳!
英語サイトのRSSを取得している場合にも効果的かと思います。
音声翻訳機能アリ。ためしにウェブ版のGoogle翻訳を使って入力したテキストを音声に起こし、それを『Google翻訳』アプリに聞かせた結果がこの画像です。
とはいえ、もちろんただ訳すだけじゃありません。
まずこのように、相手に伝えたいことを翻訳してもらいます。
その後相手の返答を聞くために、相手の言語を選択して話してもらいます。
すると、
2回目からタップがいらなくなります。自分の言葉を翻訳して相手に伝えたら、マイクを向けてインタビューする要領で端末をクルッと回すとすぐに返答モードに移行、相手の言葉を即聞いて翻訳できます。
会話ってキャッチボールに例えられるように”1往復”じゃ終わらないものですし、これは便利。
海外旅行やホームステイなどの際は、現地でインターネット通信ができない可能性を考えてあらかじめ言語データをダウンロードしておきましょう。
こうするとオフラインでも精度の高い翻訳を利用できます。
設定項目を見てみると、翻訳時にネットワークを利用していることがわかります。ウェブ版のデータと照合するんでしょうか、そのほうが品質が良いようです。
オフラインパッケージをダウンロードしておくと、圏外でも安心。ただ精度向上のため定期的に更新をダウンロードする必要があるようなので、通信容量が不安だという場合は設定を変更しておきましょう。Wi-Fiでのみ実行するようにもできます。
設定からも言語のダウンロードが行えます。
『Google翻訳』アプリからカメラを起動します。
翻訳したい英文を撮影すると、自動で画像内から文章を探してくれます。
ここ注目!
文章検出後は、指でなぞった部分のみを翻訳してくれます。広告とかサイドメニューの文章がくっついてきて意味不明になるようなことがありません。
連続して翻訳もできます。
青い部分をタップすれば全文が読めます。
更にこの画像翻訳、検出精度がモノスゴイ!
なんでこんな暗い画面映したんだとお思いの方はいますでしょうか。すみません、これNexus 7のディスプレイを撮影したんです。明るさの調整を忘れていましたが、結果は画像の通り。
スマホはその小ささからいつでもどこにでも持って行けるのが強み。ならば、こんな使い道もあるわけです。
もちろん、旅先で見つけた看板なんかもサッと写すだけ!
手書きIMEなら知ってますけど……まさかの手書き翻訳。
ネットやってて見つけた単語をコピペするのがめんどくさい場合に使えそうですね。
海外の方とのコミュニケーションというだけでなく、突然英語で届いたURLつきのSMSをわけもわからず開いてしまう前に1回翻訳を通してみるとスパムかどうかすぐわかるようになるかもしれません。
日本はSMSサービスをキャリアがしっかり運営しているため比較的安全ですが、有料SMSサービスなどが展開されている地域だと勝手に送金しちゃうような悪質なものも多いので注意が必要です。
Googleほど世界中に浸透したサービスならではの精度の高さが翻訳機能にも表れています。
Google NowやGooglr Glassでおなじみの「ok, Google」や音声検索だけでなく、翻訳もGoogleは得意なんですね。
なお、はじめて使う場合は非常にわかりやすいチュートリアル(使い方ガイド)を眺めることができます。既にお使いの方で再確認したい場合は本アプリの「データを削除」を行うと見れるかと思います(データが消えるので注意)。