ソニー株式会社は2014年5月22日、2014年度経営方針説明会を実施しました。
モバイル事業においては、引き続きXperiaフラッグシップモデルをタイムリーに市場に投入することや、通信事業者との戦略的な関係構築、ニーズに合致した商品導入するなど発表しました。
2013年度のスマートフォンは、目標販売台数は届かなかったものの、売上は前年度比で50%以上伸び、収益面では500億円の改善して黒字化を達成しました。
2014年度、売上と利益をさらに伸ばすための最重要課題は、「事業環境の急激な変化や需要の落ち込みなどのリスクにどう対応するか」と平井一夫社長兼CEOは話しています。
スマートフォンは世界での市場規模は急増していく一方、先進国での成長の鈍化やコモディティ化も進み、変化が激しくリスクと背中合わせになっています。そのため、市場のモニタリングを徹底し、必要と判断したときには柔軟かつ迅速に事業プランが変更できるよう体制を整えるとしています。
引き続き2014年度も、Xperiaフラッグシップモデルをタイムリーに市場に出す方針です。これによりブランド認知度と存在感を確固たるものにするするとしています。また、地域のニーズに応じて普及価格帯のラインナップも充実させてます。
地域別の取り組みとしては、日本・欧州に加え、米国で通信事業者との連携を強化する方針です。
さらに、ソニーのAV分野の強みを活かした周辺機器や、スマートフォンと組み合わせて使用する「スマートウェア商品群」を一層充実させていく方針で、スマートバンドに続くソニーならではの商品を提案をしてくとしています。
・Sony Japan | 経営方針説明会
・Sony Japan | ニュースリリース | ソニー株式会社 2014年度経営方針説明会
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