2014/05/15 その他

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電機メーカー各社の2014年3月期連結決算が出揃いました。
パナソニックやシャープは3期ぶりに黒字転換した一方、ソニーは不振しているPC関連事業などが響き1284億円の赤字となりました。
また、増収増益のパイオニアは、オーディオなどのホームエレクトロニクス事業を船井電機に売却すると日本経済新聞が報道しています。



パナとシャープは3期ぶり黒字

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パナソニックの2014年3月期決算は、売上高は前年度比6%増の7兆7365億円、当期利益は1204億円で、3期ぶりの黒字転換となりました。
円安の影響もありますが、住宅や自動車事業など成長分野の伸長と赤字事業の改善、リストラなど全社あげて固定費を削減し、合理化を進めたことが主な要因となっています。
 

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シャープは、売上高が前年度比18.1%増の2兆9271億円、当期利益は115億円で、営業利益・経常利益とともに前年度から大幅に改善して黒字転換しました。

消費税増税前の駆け込み需要から冷蔵庫やエアコン等が好調に推移したほか、PM2.5問題により空気清浄機も伸長しました。
欧米では低迷した液晶カラーテレビが日本や中国、新興国で伸長したほか、携帯電話の新機種投入により損益が改善し、スマートフォン向けを中心とした中小型液晶やカメラモジュールの販売、住宅用やメガソーラー用の太陽電池の販売も堅調に推移しています。

ソニーは1284億円の赤字

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一方のソニーは、売上高は7兆7673億円で前年度比14.3%の増収になったものの、当期利益は1284億円の赤字です。
利益の中心は前年に引き続き、映画や音楽・金融部門で、不振が続いているPC事業は日本産業パートナーズに売却することが決定しています。また、テレビ事業は分社化することでコストの最適化・経営の自立性を図るとしています。

なお、モバイル・コミュニケーション分野は、スマートフォン販売台数の増加や平均販売価格の増加などにより大幅増収となり、損益も大幅に改善しています。

パイオニア、ホームエレクトロニクスを売却か

パイオニアが12日に発表した決算によると、売上高は前期比110.2%増の4981億円、経常利益51億円、当期純損益5億円と、増収増益となりました。

主力事業であるカーエレクトロニクス事業は、カーオーディオやOEMカーナビの増収により営業利益124億円を確保しています。一方、オーディオAVなどのホームエレクトロニクス事業は、光ディスクドライブ関連製品が減収要因となっているものの、CATV関連機器やDJ機器好調により、営業損益は黒字転換しています。

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そんななか、パイオニアがホームエレクトロニクス事業を売却する方針を固め、船井電機などと交渉していると15日の日本経済新聞が報道しました。ネット配信によるAV機器の需要が低迷しているため、自動車のIT化で今後も成長が見込めるカーエレクトロニクス事業に専念するというものです。

売却を検討しているホームエレクトロニクス部門のうち、DJプレイヤーやミキサー、ヘッドホンやスピーカーなどDJ機器部門は欧米を中心に好調で利益率も高いため、売却の対象になっていないとのことです。

関連情報

2013年度年間決算資料|パナソニック(PDFファイル)
平成26年3月期 決算短信|シャープ(PDFファイル)
2013年度 第4四半期 業績のお知らせ|ソニー(PDFファイル)
2014年3月期期末決算発表|パイオニア
パイオニア、AV事業売却へ 船井電機などと交渉:日本経済新聞







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