GoogleのGmailにて、かな文字などの2バイト文字や、アクセント付き文字(ÈÄÔàなど)を含むアドレスに送受信できるようになりました。「武@メール.グーグル」というようなメールアドレスでも送受信できるということです。
これまではGmailの送受信のメールアドレスはアルファベットと記号などに限られてきました。
インターネットで利用される技術の標準化を策定する組織であるInternet Engineering Task Forceでは2012年に非ラテン文字をサポートしており、技術的には可能だったのにも関わらず、今まで行われてきませんでした。しかしGoogleはこれを誰かが踏み出さねばならない第一歩としています。
試しに日本語ドメインのアドレス(***@オリエンテーリング.jp)へgmailのアドレスから送ってみるとちゃんと送信することができました。PC版のGmailも、Android版のGmailも、どちらでも可能です。
受信側ではオリエンテーリング.jpの部分はxn--ickdt1gsic5dc3f.jpと変換されて受信しています。
他社のメールサービスなどではまだこれに対応していないので、日本語ドメインのまま送ろうとしてもエラーが出てしまいます。xn--ickdt1gsic5dc3f.jpのように変換された状態なら送ることができます。
現在はGmailのみですが近々Googleカレンダーにもこの変更が行われるとのことです。
そして、将来的にはGoogleアカウントも、これらの文字を使って作成することができるようになるようです。今後、まだ問題が出てくることは想像に難くないですが、こうした技術の広がりは嬉しいですね。
・Official Google Blog: A first step toward more global email