大気の不安定な状況が続き、ゲリラ豪雨や集中豪雨といった被害が増えています。
気象庁が先日より提供を開始した「高解像度降水ナウキャスト」に対応したアプリ『高解像度降水ナウキャスト』をご紹介します。
先日ニュースでもお伝えしましたが、気象庁が「高解像度降水ナウキャスト」の配信を開始しました。全国10,000ヶ所の観測データをもとに、従来は1km四方のデータだったものを、250m四方で5分ごとの降雨状況を予測してくれるものです。
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ではご紹介します。
アプリを起動すると、日本全体の状況が表示されます。
地図を拡大縮小させる場合は、バーを表示させ、左右にスライドさせます。ピンチイン・ピンチアウトでの拡大縮小はできません。後述しますが、この点については今後改善予定とのことです。
雨の移動範囲や雷・竜巻情報のON/OFF、道路・鉄道・河川・市町村名の表示もできます。
黄色い線で囲まれた場所が雨の移動範囲です。
気象庁の公式サイト(https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/)と比較してみたいと思います。
左側が今回ご紹介してるアプリ、右側が気象庁公式サイト(スマホ版)です。データそのものはもちろん同じです。
最大倍率まで拡大してみました。拡大率は同じとのことですが、ドット・バイ・ドット表示のため、画面密度の高い端末の画面では結果的に小さく見えてしまうとのことです。
気象庁のサイトでは、時系列データ(動画)やアメダスによる10分間雨量値のデータも表示されます。
気象庁がサービスを開始した翌日にはアプリを公開、その後も機能を追加・改善している現在進行形なアプリです。
繰り返しになりますが、開発者側も現状の課題を把握しており、優先度の高い課題から順に対応しているとのことです。防災・減災のためにも、今後のアップデートに期待しています。