オンライン小説から始まり、コミックやTVアニメ化など様々なメディアミックスを行ってきた「魔法科高校の劣等生」が、スマートフォン用ゲームアプリになりました。本アプリ『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』は原作 佐島勤の監修のもと、完全オリジナルシナリオで展開される魔法バトルRPGです。
ゲームが始まると突然のイベントバトル!
戦っている相手は何やら悪いものに操られているような深雪。さようならって…なにがあったんだ!?
というところで次の場面へ。
目の前の少女は零乃まやか、本作のオリジナルキャラクターであり、主人公であるアナタの妹です。
そう、今回の主人公は流石な「お兄さま」ではなく、「兄さま」のアナタなんです。
なお、やっぱりというかなんというか、この妹もブラコンです。
あ、ダメだろ、コイツ…。
本作のメインストーリーは章仕立てになっており、各章のステージをクリアしていく形で進行していきます。
主人公たちは零家の者としてとある任務を遂行するため第一高校へ編入。ところがそれと同時に学内で不可解な事件が発生、任務を遂行しながらこの事件に巻き込まれていきます。
本作はカードバトルではあるのですが、よくあるユニットがカードになっているものとは少し違います。
ユニット自体ははメインキャラクターの12人に固定されており、その中から4人を選んでデッキを組みます。そしてそれぞれのキャラに対応したカードをセットして戦います。
カードには様々な種類があり、また衣装もそのカードに合わせたものになります。制服はもちろん、エプロンや水着など様々です。必殺技などの能力もセットするカードによって変わります。
というか、水着の破壊力高すぎだろ…。
戦闘画面ではかわいいSDキャラで登場。ちゃんと衣装もカードに合わせたものになっています。
バトルはターン制ではなく魔法ゲージの溜まったものから攻撃できるという方式です。ボーっとしているとどんどん敵からの攻撃を受けてしまいますよ!
ゲージの溜まったキャラを連続でタップすると連携攻撃!強力な攻撃で大ダメージを与えます。
更に、必殺技ゲージが溜まれば各キャラ各カードごとに設定された必殺技が炸裂です。
アドベンチャーパートもそうですが、3Dで表現されたキャラが動きまくって迫力満点です!
戦闘とともに大事なのがコミュニケーションパートです。
仲間となったキャラたちとお話をして親交を深められるんですね。
その親交の度合いを示すのがデレ度です。
おっと、ここで言う「デレ」とは、いわゆる「ツンデレ」「ヤンデレ」のデレじゃありません。
Dependability Effect Raising Efficiency(信頼が与える増幅効率)のことなんです。
…いや、そうなんです。納得してください。
お兄さまのデレ度がアップしましたわ。さすがです。
これが100になると1回の戦闘でステータスがアップした状態で戦うことができます。愛の力は偉大ですね。
各キャラとの会話では選択肢が出ることも。
さぁ「生徒会室に行く」?それとも「生徒会室へ行く」?
「さすがです、お兄さま」は伊達じゃありません。こういったアニメをゲームにしたものでは、キャラクターだけを使ってストーリーも何もない、ただグラフィックを置き換えただけの愛の無いものも多いのですが、本作は違います。各キャラクターはよく動きますし、ストーリーも原作者監修だけあって期待通りの面白さです。(女性キャラが全員初対面から好感度マックスなのはちょっと気になりますが…。)
ゲームとしても、ストーリーとしてもかなりしっかりしています。原作小説やアニメ「魔法科高校の劣等生」を見ている人なら絶対にオススメです。
さぁ、零から始めて零で終わらせましょう!