NTTドコモとKDDIは、スマートフォンを購入前に使用できる制度の導入や、2年契約終了後の「更新月」を延長する検討をしていると日本経済新聞が報じています。
お試し制度導入
端末や電波の入り具合など、サービス品質を購入前に確かめる手段が難しく、総務省が消費者保護の観点から各社に改善を求めてきました。NTTドコモは端末を一定期間試用できる制度を新設する方向で検討中で、一部店舗で実施しているKDDIも、2015年4〜6月に全店舗へと広げる予定です。
ソフトバンクは、電波のつながりやすさに満足できない場合、8日以内であれば契約をキャンセル「電波保証プログラム」を既に実施しています。
また、2年契約の終了後に無料で解約できる「更新月」について、現在は各社1ヶ月で設定していますが、この期間を延長するとともに、EメールやSMSを使って契約終了時期を通知することも検討しているとのことです。
更新月を逃してしまうと次の更新月は2年後、という制度に不満を感じている方も多かったと思います。今回のニュースをはじめ、SIMロック解除義務付けや格安スマホの台頭など、今年から来年にかけて携帯電話業界も大きな転換期となりそうです。
関連情報
・携帯各社、契約前のスマホ試用制度を導入・拡充:日本経済新聞
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