まるでスカウター、ソニーがメガネに装着する超小型ディスプレイモジュールを開発

ソニーは、メガネやサングラスなどに装着する片眼用ディスプレイモジュールを開発したと発表しました。
0.23型の超小型カラー有機ELディスプレイを搭載、2メートル先の16インチディスプレイによる映像と同等の視野を実現しています。

40gの小型・軽量設計

このディスプレイモジュールには世界最小クラスの0.23型超小型高精細カラー有機ELディスプレイを搭載され、0.23型という超小型でありながら640×400ピクセルの解像度を有しています。

映像を投影する光学ユニットは、晴天下や暗い屋内など、照度環境によらず高画質の映像を投影でき、投影された映像は視野角換算で対角13度、これは2メートル先の16インチディスプレイによる映像と同等の視野になるとのことです。

このほか、スマートフォン相当の処理能力を持つプロセッサーと無線機能・各種センサーを有する制御基板も、既存のアイウェアに装着することを意識して小型化されています。

重さは約40g(ディスプレイ部:約22g、その他:約18g)で、メガネやサングラスに装着しても負担のない重さとなっています。

スポーツや業務での作業支援などを想定


スポーツの活用シーン例(イメージ)

特にスポーツや業務での作業支援などといったシーンでの活用が期待されます。

なお、このモジュールは2015年1月6日(現地時間)から米・ラスベガスで開催される世界最大規模の家電見本市「CES 2015」で初公開される予定で、2015年内に量産開始を目指しているとのことです。

主な仕様
ディスプレイ 超小型高精細カラー有機ELディスプレイ
(対角0.23インチ)
表示仕様 640(H) × 400(V)ピクセル
表示色 RGB 24bit / 色域 sRGB 100%
ディスプレイ輝度 800cd/m2
コントラスト比 10,000:1以上
ディスプレイ応答速度 0.01msec以下
搭載センサー 電子コンパス、加速度センサー、タッチセンサー
プロセッサー ARM® Coretex®-A7プロセッサ
無線 Bluetooth 3.0 + High Speed
IEEE801.11b/g/n
バッテリー容量 400mAh
重量 約40g
(ディスプレイ部:約22g、その他:約18g)

関連情報

Sony Japan | ニュースリリース | 高画質な有機ELを用いた小型・軽量の片眼用ディスプレイモジュールを開発