東芝は、スマートフォンをかざすと保存されている写真が表示される、NFCに対応のSDメモリーカードを2015年2月から発売すると発表しました。
また、無線LAN機能を内蔵したSDカード「FlashAir」の新製品として、インターネットに直接アップロードできる機能を搭載した「FlashAir III」を海外で発表しました。
通常、SDカードの中身を確認する場合、パソコンやデジタルカメラなどにSDカードを入れて確認する必要があります。
今回発表されたNFC機能を搭載したSDカードの場合は、パソコンやデジタルカメラにSDカードを入れなくても、無料の専用アプリをインストールしたNFC対応のAndroidスマートフォンをかざすだけで、カードの中身を確認することができます。
保存されている写真のサムネイル画像(最大16枚まで)や、メモリーカードの空き容量などの情報が確認できます。
容量は8GB/16GB/32GBで、NFC Forum Type 3 Tag規格に準拠しています。現在のところ価格は発表されていませんが、2015年2月から順次発売される予定です。
また、無線LAN機能を内蔵したSDカード「FlashAir」の新製品「FlashAir III」を海外で発表しています。
撮影した写真をインターネットにアップロードする際、これまでのFlashAirはスマートフォンなどで受信してからアップロードする操作が必要でしたが、新たにインターネットバススルー機能を搭載したことで、無線LANルーターを介して直接インターネットにリアルタイムで転送できるようになりました。
具体的な転送先は不明ですが、オンラインストレージサービスなどが考えられます。
価格は16GBが79.99ドル、32GBが99.99ドルで、アメリカでは2015年3月より発売されます。日本での発売については発表されていません。
FlashAirの使い方などについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
・FlashAir : デジカメで撮影したきれいな写真をスマホでシェアしよう!Eye-Fi Mobiとも比較してみた!無料 | オクトバ
・世界初、NFCを搭載したSDHCメモリカードの発売について | 東芝 セミコンダクター&ストレージ社
・Toshiba Announces Third Generation FlashAir III Wireless SD Card | Toshiba America Newsroom(英文)