Androidニュースのまとめ : 2015年3月28日 ~ 2015年4月3日

NTTドコモ(以下、ドコモ)の「dマーケット」で提供中の動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」が新たに「dTV」に生まれ変わり、テレビ専用視聴機「dTVターミナル」が販売されることが明らかにされた。また、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルの合併が完了した。

新製品

【dTVとdTVターミナル】
エイベックス通信放送が運営し、ドコモが提供中のdビデオが4月22日に名称を「dTV」に変えて生まれ変わる。それに伴い、スマートフォン向けアプリも刷新され、「チャンネル風」の新しいUIに変わる。


dTVアプリ

さらに、テレビに繋いで、テレビでdTV、「dアニメストア」を視聴可能とする専用機器「dTVターミナル」も同日に発売となる。このdTVターミナルは「dstick」よりもかなり使いやすく、専用リモコンも付属する。通常の地上デジタルやBS/CSを視聴する時のようなザッピングが可能なスタイルになっているので、かなり使いやすい。


dTVターミナル

価格も7,538円(税込み)と、そう高くないので注目だ

【au、ホームルーター「HOME SPOT CUBE2」】


HOME SPOT CUBE2

KDDI、沖縄セルラーは4月10日に家庭用のホームルーター「HOME SPOT CUBE2」を発売する。このルーターは他社のホームWi-Fiルーターなどと同じく、家庭内にWi-Fi環境を作るもので、特にau回線との関わりはない。固定ブロード回線を接続して使う。ただし、HOME SPOT CUBE2ならではの特徴として、クリアパーツに囲われたオシャレなデザインがある。一見ルーターには見えないデザインなので、インテリアにこだわりたい人にはオススメだ。

また、Wi-FiでIEEE802.11ac(5GHz)、MIMOに対応するなど高速通信が可能なので、家にWi-Fi環境がすでにある方でも、より高速にしたいという場合にはいいだろう。最大で866MbpsでのWi-Fi機器間通信ができる。

サイズは約76×80×76mmで、重さは約232g。

価格.comのスマートフォンアプリ

カカクコムは3月31日にスマートフォン向けに「価格.com」アプリをリリースした。価格.comはスマートフォン向けレイアウトのWebページも提供しているので、これまでもスマートフォンから特に問題なく利用できたが、アプリではWebサイトにはない機能も利用できるので、ショッピングの際に便利だ。


価格.comアプリ

アプリの独自機能として、商品のバーコードをスマートフォンのカメラで読み取っての検索が可能となっている。ショッピングの際にクチコミを確認したい時などに便利だろう。また、最安価格の変動やクチコミの新規投稿などをプッシュで知ることもできるようになっている。

価格.com : バーコードスキャンで最安値確認!更新されたらプッシュ通知でお知らせ!|オクトバ

【ニコニコ動画の音楽再生特化アプリ「NicoBox」】
ドワンゴは3月30日、ニコニコ動画で配信されている動画の音声部分、すなわち音楽やトークなどだけを楽しみたい、という時に便利な音声特化型アプリ「NicoBox」のAndroid版をリリースした。

音声部分だけを楽しみたい時に便利で、バックグラウンドでの再生も可能となっている。


NicoBoxの画面例

これを待ってた!ニコ動を「聴ける」プレイヤー : NicoBox(ニコボックス)音声特化ニコニコ動画プレイヤー|オクトバ

業界ニュース

【Huluの日本でのユーザー数が100万突破】
日本テレビグループに入り、1年が経過した日本における「Hulu」だが、ユーザー数が3月の時点で100万人を突破したことが明らかにされた。2011年9月のサービス開始から約3年半を掛けたことになるが、ついに大台に乗った。


100万人突破を明らかにしたHJホールディングス ヴァイス・チェアマン 船越 雅史氏

さらに、4月1日からは「PlayStation 4」に対応し、今後はオリジナル作品の投入も進められる。第一弾の作品は近いうちにリリースされる。

【ソフトバンクグループ再編】
ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルの4社は4月1日に合併した。存続会社はソフトバンクモバイルで、新会社名も「ソフトバンクモバイル」のまま変わらない。各社のサービスブランドはそのまま残る予定なので、モバイル通信分野に関しては「ソフトバンク」と「Y!mobile」の2ブランドで展開することになる。

今後は各社の経営資源を集約し、より競争力を高めていきたい、とのことだ。

あとがき

VOD界隈が賑やかになってきました。dビデオがdTVになり、Huluも100万人突破で今後、攻勢を掛けようとしています。実際に触ってみたところ、dTVのスマートフォン向けアプリはかなり使いやすいです。そして、dTVターミナルもです。正直に言って意外でしたし、ここまで使いやすくなるとは思っていませんでした。このアプリの開発者にドコモの他のサービスのアプリの監修もして欲しいくらいです。そのため、dTVはHuluだけでなく、他のVODにとっても今後さらに大きなライバルになるかもしれません。

ただ、Huluも最近は最新の海外ドラマを2ヶ月程度の遅れで配信し始めていますし、最新の国内ドラマやアニメなどの見逃し配信なども行っているので、やはり侮れません。

最近のHuluでの筆者オススメの海外ドラマは「12モンキーズ」と「エージェント・オブ・シールド」です。ぜひ!

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!