バイドゥ、東大発のベンチャー企業「popIn」を買収 ネイティブ広告事業に注力

2015年6月8日、バイドゥ株式会社は東京大学発のベンチャー企業「popIn株式会社」の発行済株式全てを取得し、経営統合したことを発表しました。popInは引き続き、独立した法人として事業を継続します。

広告精度をより高める

バイドゥ株式会社は今回のpopInとの経営統合について、2014年2月にpopInがネイティブ広告事業を開始した頃から、同社が開発したネイティブ広告技術(コンテンツレコメンドエンジン、コンテンツ読了指標のREAD※)に注目しており、これからさらに加速するであろうネイティブ広告市場を踏まえ、popInの技術をバイドゥの広告プラットフォームに採用することで、より広告の精度を高めるとしています。

「ネイティブ広告元年」といわれた2014年以降、マーケットは急速な成長をしており、アメリカにおけるソーシャルメディアのネイティブ広告市場規模は54億ドル、2019年で184億ドルと、数年で240%の成長が見込めるとも言われています。バイドゥは、成長分野であるネイティブ広告事業に、より注力していくと考えられます。

※ READとは、記事コンテンツの記事の読了状況(熟読したのか、流し見したのか)を正確に測定する、popIn独自のテクノロジー。2014年12月時点で、大手ニュース・情報メディアを中心に200サイト以上で導入されているとの事。

popInは今後も独立した企業としてこれまでの事業を継続する他、バイドゥプラットフォームで同社の技術を活用、さらには世界展開の為、バイドゥが保有する人工知能技術やDeep learningなどの技術と融合させ、さらなる技術の向上に努めるとの事です。

関連情報

Baidu Japan
popInオフィシャルサイト