人間とモンスターが共存する異世界マゼラニカ。襲い来るモンスターに対抗する術は、モンスターを操り戦わせること……。
そんな世界観でモンスターを操る「コンダクター」の卵となり腕を磨いていくのが、パズルコマンドRPG『マゼラニカクロニクル』です。プレイしてみた印象と元に、どんなゲームなのか詳しく紹介していきます。
まずは基本的な戦闘システムから。同じ色の玉「ルーン」を3つ以上つないでなぞり攻撃するというものです。ルーンはまるで重力に従うかのように右へ左へと揺れながら自然に落ちていきます(とはいえ、端末の傾きに対応するわけではありませんが)。肉眼では少し距離があるように見えても、隣り合っていればOKです。
ルーンをつなぐのは1ターンにつき1回のみで、時間制限なし。つないだ色と数に応じて攻撃するキャラと繰り出される技が変わってきます。ルーンを繋ぎ始める前であれば攻撃する相手を選択することも可能で、いかに効率的に敵を攻撃するか考え実行する、戦略性の高い戦闘システムという印象です。
戦闘の担い手は主人公が使役するモンスターですが、ここが『マゼラニカクロニクル』最大の特徴にして魅力。
入手も強化も進化も、パーツごとに分かれていて自由に組み合わせができるのです。パーツは体・頭・足の3部位を基本として、アクセサリーが2種まで。パラメータはパーツの総合力となり、もちろん見た目も変わります。つまり能力も、外見も、可能性は無限大。自分だけのモンスターを作り戦闘に赴くことができます。
「システムはわかったけど、ストーリーの薄いゲームはちょっと……」という人、ご安心ください。『マゼラニカクロニクル』は世話焼きの女生徒・ミーナを筆頭に、様々なキャラクターがストーリーを引っ張っていきます。主人公は一切しゃべりませんが、存在感はバッチリ。自分なりの主人公像を想像しながら、ぜひマゼラニカの世界に浸ってください。