Googleは8月5日、Nexus端末に対して今後は毎月セキュリティ更新プログラムをOTA配信すると発表しました。このOTAアップデートは本日(現地時間8月5日)より行われます。
GoogleはNexus端末を「常にプラットフォームおよびセキュリティ更新プログラムを受けた最初のAndroidデバイス」とし、通常のプラットフォームのアップデートに加えて、セキュリティに関するアップデートも今週から毎月行うとしています。
このセキュリティアップデートは現地時間8月5日より始まり、対象となる端末はNexus 4/5/6/7/9/10そしてNexus Playerです。今回のアップデートには、先日話題となった「Stagefright」のMMSを使用してAndroid端末の制御が可能になってしまう脆弱性に対する修正も含まれています。また同時に、この修正はAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)を経由して一般に公開されます。
参考:MMSだけで端末の制御が可能な深刻な脆弱性を発見、Android端末の95%に影響か | オクトバ
また、これまでNexus端末のメジャーアップデートについては、端末の発売から18ヶ月とされていましたが、これが2年間になります。そしてセキュリティ関連の更新については、端末の発売開始から3年間もしくはGoogle Storeでの最後の販売から18ヶ月は行われるとのことです。
あくまでNexus端末の話なので、メーカー・キャリア販売のAndroid端末がセキュリティアップデートを受けられるわけではありませんが、最近のAndroidに対するセキュリティ問題にGoogle自らが積極的に動き始めることは興味深いです。キャリア販売の端末においても、これくらいのアップデートが提供されるようになるといいのですが。
・Official Android Blog: An Update to Nexus Devices(英文)
・MMSだけで端末の制御が可能な深刻な脆弱性を発見、Android端末の95%に影響か | オクトバ