株式会社朝日新聞社は、ウェブ上で誰もが広く資金集めができる「クラウドファンディング」のサイト「A-port」(エーポート)を3月に開設すると発表しました。全国紙によるクラウドファンディングサイトの開設は初めてとなります。
クラウドファンディングは、何かしらのプロジェクトを行いたい人がネット上でその実現のために資金や協力を求め、それに不特定多数の人が応じることのできる仕組みです。海外ではKickstarterや、IndieGoGoといったサイトが有名で、日本ではMAKUAKEなどがあります。
オクトバでもこれまでいくつかクラウドファンディング上のプロジェクトを紹介してきました。
・猫耳型スピーカー付きヘッドホンが未来的でカッコ可愛い!ヘッドホン女子やコスプレ女子にもオススメの「Axent Wear」 | オクトバ
・こいつはサイバーカッコいいぜ!手の甲に現在時刻や通知を表示するプロジェクションウォッチ「Ritot」が資金募集中! | オクトバ
こういったクラウドファンディングのサイトを朝日新聞が開設します。これは朝日新聞社が開いている、社内や関連会社からアイデアを募る新事業創出コンテスト「START UP!」の第1回(2013年)の最優秀提案に選ばれたものが元となっており、そこから誕生した事業となります。
サイトは3月に開設予定で、映画やアートなどのプロジェクトを扱うクラウドファンディングの大手サイトを運営する「株式会社MotionGallery」と提携、決済システムや運営は同社のサポートを受けての運営となります。
朝日新聞には強力な媒体力がありますので、その発信力を使ってプロジェクトを紹介していくことになります。
クラウドファンディングはここ数年でだいぶ知られるようになってきましたが、一般的な知名度はまだまだです。これが朝日新聞社が行うことによって、一般に広く知れ渡り、多くの夢が叶えられるようになるといいですね。
「A-port」は現在ティザーサイトとして公開されており、プロジェクトの「起案者」を募集しています。夢やアイデアのある方は、個人、団体、企業を問わないとのことなので、ぜひ応募してみてください。
・朝日新聞社、クラウドファンディングサイト「A-port」3月開設 (pdf)
・A-port、3月オープン! | A-port 朝日新聞社のクラウドファンディングサイト