6月12-15日に開催された、おもちゃの展示会「東京おもちゃショー」(主催:一般社団法人日本玩具協会)に行ってきましたので、その様子をお伝えします。
東京おもちゃショーは毎年6月から7月ころに行われているおもちゃの展示会です。前半の2日間は業者向けの商談見本市で、後半2日間が一般公開日となります。
おもちゃを扱う企業が多く参加し、最新のおもちゃを展示しています。まだ未発売のおもちゃを体験することもできます。
一般公開は主に小さなお子さんのいる家族向けですが、大人でも十分楽しめるおもちゃも多くあり、家族みんなで楽しめるイベントとなっています。
会場は東京ビッグサイトの西館を使っており、とても広いです。かなりの数のおもちゃが展示されているので全てを見るのは難しいくらいです。
まずは数あるおもちゃの中でも特に私が気になったものをご紹介しましょう。
セガトイズの「ジュエルパッド」です。
ゲームやカメラ、お絵かきなどいろんなことができるタブレットです。5インチのディスプレイを搭載しており、かなり大きなスマホ、といった印象です。隣にほぼ同じ画面サイズのXperia ZL2を置いてみましたが、大きさが段違いですね。
同シリーズで既に発売中の「ジュエルポッドプレミアムハート」です。こちらも指でタッチして各種操作ができるスマートフォン型のおもちゃです。
タカラトミーの、近くにある本物のスマホと通信できるスマートトイ「マイタッチスマート」です。以前オクトバでも紹介したおもちゃです。
・あこがれのLINE体験!本物のスマホと通信できるおもちゃ「マイタッチスマート」 8月7日発売 | オクトバ
本物のスマホと通信してLINEのようなメッセージのやりとりができるのが特徴です。スマホ相手ではなくても、LINEキャラクターとメッセージすることもできます。
メガハウスの、Google Playにも対応するティーンズ向けAndroidスマートフォン「Fairisia フェアリシア」です。こちらも以前オクトバで紹介しました。
・ティーンズ向けAndroidスマホ「Fairisia フェアリシア」、1GBの通信ができて月額2,390円 | オクトバ
月額2,390円で普通のスマホと同じようにデータ通信することができ、アプリを入れることもできます。ティーンズ向けのおもちゃと言いつつ、中身は普通のスマホと変わりません。
さすがにスペックは最新機種には及びませんが、ちょっと前の機種とそう変わらないです。Androidのバージョンも4.2ですし。
同じメガハウスの「tap me」は子ども向けのタブレットです。こちらも普通にAndroidを使ったタブレットです。プリインストールされているアプリによって対象年齢が分かれたものが発売されます。
カワダの「ナノブロック」はドット絵世代にはとても受けが良さそうなおもちゃです。
レゴのようなブロックを組み合わせていろいろなものを作り出すおもちゃで、そのパーツの1つがかなり小さいのが特徴です。
パッと見がまるでドット絵が三次元に飛び出してきたような、そんな印象を受けます。もうそれだけで今のお父さん世代は歓喜でしょう。
なかにはスマートフォンで操作可能、というものまで。
基本的に組み立てるものが決まっている商品と、フリーで組むことができるバラのブロックが販売されています。それらを使ってのオリジナル作品のコンテストもあります。
レベル高いですよね。
おもちゃ…ではなく、高齢の方向けの商品もありました。こちらは昔懐かしい音楽が流れてくるラジオ風のプレーヤーです。
流れる音楽はすべて本体に入っているので、CDの入れ替えといった面倒な操作は一切なしです。また、時間ごとに「水分は取りましたか?」といったひと言が流れるラジオ的な機能もあります。
JRのブースに唐突に現れた人型ロボット。カッコいいです…。
詳しい説明はありませんが、時速320kmで走るE5系の新幹線が変形してこのロボになるそうです。変形の過程もちゃんと図化されていました。ちょっと無理がある気がしないでもなかったですが…。
ロマンですね。
ここまででもかなりお腹いっぱいではありますが、まだまだ気になる面白いおもちゃがたくさんありました。
次からは細かい説明は基本無しで、主に写真で見ていただきましょう。
それぞれの写真はクリックで大きくなります。
立体的なパズルや、真っ白なパズル。忍耐力が鍛えられるそうです。うちのライターにやらせようと思って買ってきました。
シルバニアファミリーのかなり大きな展示がありました。とてもフレームに入りきらなかったのでスマホカメラのパノラマモードで撮影しました。
ライトセーバーが19,000円。ゴクリ…。
手を近づけると後退し、ゆっくり離していくとそれに付いてくるというおもちゃです。こちらも以前紹介しました。
・タカラトミーから、スマホと連動させて遊べる次世代エンターテイメントロボットが6月に発売! | オクトバ
バンダイでは説明のお姉さんが腕にタブレットを付けていたのが印象的でした。あれで何をやっていたんだろう…?
コンセプトモデルですが、1/1サイズのR2-D2が展示されていました。欲しいような気もしますが、部屋に置くスペースが…。
会場は多くの家族連れで賑わっていました。正直、最初は子ども向けだと思っていたのですが、大人でも楽しめるものがたくさんあり、予想以上にイベントを楽しんでしまいました。お父さんもお母さんもお子さんも、みんなで楽しめるイベントだと思います。(お子さんの「買ってー」攻撃が始まるとツライかもしれませんが…。)
来場者の客層を反映して、会場内にはベビーカー置き場があったり、休憩所やフードコーナーが数多く配置されていました。なかには空いたスペースにレジャーシートを敷いて休んでいる家族もいたのが印象的でした。
お子さんがいる人もいない人も、来年は行ってみてはどうでしょうか。