Android 7.0 Nougat:マルチウィンドウやVRモードをサポートしたAndroidOSの新バージョンの正式リリースを発表

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Android 7.0 Nougat

かねてより話題にぼっていたAndroidの新OS「Android 7.0 Nougat」ですが、米国時間の8月22日に正式版がリリースされました。

その多機能ぶりとさまざまな新システムを搭載して、より使いやすさを高めた「Android 7.0 Nougat」について紹介しましょう。

250を超える新機能を追加!

5月の時点からパブリックベータ版として多くのユーザーに提供されていた「Android 7.0 Nougat」ですが、ついに正式リリースが行われました。

「Android 7.0 Nougat」には豊富な新機能が搭載されており、マルチウィンドウのマルチタスク機能やバッテリ節約モードが追加されたほか、GoogleがまもなくリリースするVRプラットフォーム「Daydream」のサポートも内蔵し、多数の新しい絵文字も追加されています。

丸々含めると250超の新機能の追加と機能変更を行ったようですが、メインとなるものを以下にピックアップします。

Android 7.0 Nougat

利用の快適性から楽しさまでを幅広くバックアップ

今回の新バージョンでは入力補助や通話などの利用者側が実感できる便利な新機能から、ハード面での機能拡張といったバックグラウンドで処理されるものの最適化・高速化まで幅広く行われています。

そんな中でも特に目につくのが通知システム面の変更でしょう。

ユーザーはメールを通知内からアーカイブしたり、メッセージに直接返信することができるようになりました。

またクイック設定パネルの動作も大幅に変わっています。

デベロッパーモードを使わずにアイテムの表示順を変えることができ、画面の上部からスワイプでパネルを少し引き下ろすと5個の機能が利用できるクイック設定が表示されるようになっています。

また、「Android 7.0 Nougat」では画面を分割して、2つのアプリを並べながら表示することもできます。

これまでのAndroid端末でもSamsungやその他一部のメーカー製品では画面分割機能を取り入れているものもありましたが、今回はメーカー固有の機能ではなくAndroid全対応としての搭載です。

Android 7.0 Nougat

ほかにも「Android 6.0 Marshmallow」からあるバッテリー節約モードの「Doze」が改善されて、端末の画面をオフにしてバッグやポケットに入れて移動している間も自動的に省エネモードに切り替わるようになりました。

使える絵文字も新たに72個追加されています。

Android 7.0 Nougat

これらの新しい機能がユーザーに対してどのように還元するのかは、各自で体感してみてください。

なお、この新OSの対応については、各キャリアおよび端末メーカーによって異なるようです。
今すぐ体験してみたいところですが、首を長くして待ちましょう。

搭載機能

・マルチウィンドウ機能の正式サポート(スプリットスクリーン)
・Android TVでピクチャー・イン・ピクチャーをサポート
・絵文字の刷新(Unicode9.0準拠、72種類が新規追加)
・通知のUIを刷新(デザイン、ボタン、挙動)
・ダイレクトリプライ(メッセージ系アプリで通知から直接返信の作成・送信が可能)
・クイック設定ツールのUI刷新(通知パネルにバータイプのツールが表示)
・マルチロケールのサポート(システム言語に複数の言語を登録できる)
・ダイレクトリプライ(通知から直接メッセージへの返信が可能)
・クイックスイッチ(アプリ履歴ボタンの2度押しで直前のアプリに戻る)
・Data Saverモードの追加(通信機能をアプリ単位で制限する節約機能)
・迷惑電話ブロック機能の追加
・Call Screening機能の追加(APIレベルで着信時の操作をカスタマイズ可能)
・Doze on the Go(Dozeを拡張してポケットに入れて持ち運んでいる最中でもCPU・ネットワークの利用を制限)
・Project Svelteの拡張(アプリのバックグラウンド動作を最適化)
・ARTランタイムの改良
・Vulkan APIのサポート
・OpenGL ES 3.2 APIのサポート
・VR モードの追加(Daydreamヘッドセットとコントローラーをサポート)
・自動システムアップデート
・ファイルベースの暗号化対応
・ダイレクトブート(ブートが完了する前に対応アプリを起動状態にする)
・ICU4J APIのサポート
・WebView と Chromeの統合(Chrome 5.1以上ではChromeがWebViewの機能を受け持つ)
・ベータ・アルファ版WebViewへの変更機能の追加
・WebView のマルチプロセスをサポート(異なるサンドボックスで複数の WebView インスタンスを実行可能)
・WEBページを読み込む前にJavascriptの実行する機能を追加
・geolocation APIのソースにHTTPSのみをサポート
・Android TVで録画をサポート

■ニュースソース
https://android.googleblog.com/2016/08/android-70-nougat-more-powerful-os-made.html

https://android-developers.blogspot.jp/2016/08/taking-final-wrapper-off-of-nougat.html

©google






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