先週のニュースまとめ :Galaxy向けのエンピツ型Sペンが登場!楽天が第四の携帯電話会社へ【2017年12月9日 ~ 2017年12月15日】

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製図などの用具でも知られる文具メーカーの「STAEDTLER」(ステッドラー)と組んだ「Galaxy Note」シリーズ向けの特製Sペン「STAEDTLER Noris digital」が20日に発売となっています。また、「Misfit」ブランドを展開する時計メーカーのFossil Group, Inc.から日本市場でAndroid Wearスマートウォッチの「Vapor」が発売されました。業界ニュースとしては非常に注目を集めたものがあります。楽天がNTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー、ソフトバンクに続く第四の携帯電話会社設立を目指すことが明らかになっています。

新製品

(1) STAEDTLER Noris digital

静電容量式のタッチパネルで使える汎用的なタッチペンと違い、「Galaxy Note」シリーズ向けの「Sペン」は高精度、筆圧感知、専用機能などからシリーズ専用のタッチペンとなっています。そのためサードパーティから互換品が出されるということもありませんでしたが、今回、サムスン電子自体がステッドラーとコラボレーションした特製Sペンをリリースしました。標準品が持ちにくいと感じている方はもちろん、特製デザインが気に入った方はチェックしてみましょう。

「STAEDTLER Noris digital」は、鉛筆の外観をしたSペンです。流石に本当の芯を使っているわけではないので、紙に書くことはできません。しかし、一見すると鉛筆という見た目の面白さと、鉛筆ならではの形状からくる持ちやすさは魅力です。もちろん持ちやすさは人それぞれ違いますので、標準品の方がいいという方も多いでしょう。

しかし、かなりカッコいいですし、要チェックです。販売チャネルはAmazon.co.jp上のGalaxy Brand Storeのみです。

(2) Fossil Misfit Vapor

「Misfit」(ミスフィット)ブランドでスマートウォッチやウェアラブル製品を手掛けるFossil Group, Inc.から新たな製品「Vapor」が登場しました。Fossilといえば世界一の時計販売数を誇るメーカーですが、現在はMisfitブランドを傘下に収め、スマートウォッチやウェアラブル製品でも認知度を高めていっています。

Misfitはスマートウォッチよりもフィットネス向けのウェアラブル製品の方が先ですが、今ではAndroid Wear搭載のスマートウォッチも手掛けています。フィットネスデータ、要するに歩数や睡眠記録などのみでいい、という方の場合は「Misfit Shine」シリーズなどの専用ウェアラブルをお勧めします。そちらの方がバッテリーの持ちが桁違いですから。

しかし、スマートフォンとの連携機能や音楽再生など多機能性を求める方はスマートウォッチの方がいいでしょう。

Vaporは標準価格が25,800円とShineシリーズなどと比べると高いですが、内蔵メモリを使って音楽再生を単体で楽しめたり、コネクテッドGPSによって位置、移動速度などを計測できたり、心拍センサーで心拍数を計測できたりといった魅力があります。また、Android Wear搭載なので、一般のAndroid Wear向けアプリを使って機能拡張できることも特徴です。

通信業界/通信サービス

(1) 楽天が携帯電話事業に本格参入へ
楽天はすでに「楽天モバイル」ブランドでMVNOとして携帯電話市場に参入していますが、MVNOなので、他社(楽天モバイルではNTTドコモ)の通信インフラを借りています。当然回線使用料をNTTドコモに支払う必要がある上、そもそも格安SIM/格安スマホ市場は競合も多く、すでに料金の低価格化がかなり進んだ段階にありますので、利益率を高くキープすることが難しい状況にあります。

それもあって、楽天は自社で通信インフラを築き上げる道を選ぶようです。すなわち、NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー、ソフトバンクに続く、第四の携帯電話事業者になるということです。楽天は新たに電波を取得するために年明けにも総務省に申請する予定だと大手新聞各社が報じており、携帯電話事業を担う会社を設立し、準備を進めていくようです。

商用サービスのスタートは2019年度中との話ですが、インフラ等への投資は2025年までに6,000億円ほどを予定しているようです。大きな投資額ではありますが、既存3社は長い年月をかけて、それ以上の投資を行っていますので、おそらく当面の通信品質は3社に劣るでしょう。しかし、自社回線とNTTドコモなどの回線に両方繋ぐことが出来る端末などを用意すれば、エリアカバーは最初から満足できるレベルを担保できます。この辺り、どのような戦略をとってくるのかも気になるところです。

(2) auの学割

KDDI/沖縄セルラーが15日より新しい学割を提供しています。今春向けの新たな学割サービスは2種類。「ピタット学割」と「フラット学割」です。

これは名前の通り、どの料金プランを選ぶかで変わります。上限までは従量課金制プランである「auピタットプラン」を選ぶと「フラット学割」、一定額の「auフラットプラン」を選ぶと「フラット学割」です。

「ピタット学割」だと最大12ヶ月間、毎月500円割引となります。「フラット学割」だと毎月520円割引です。

また、「auスマートパスプレミアム」の月額499円の使用料が、2018年7月末までは月額148円になるという特典もあります。

アプリ

(1) 「日テレニュース24」アプリ

日本の場合、自然災害も多いですし、基本的には24時間映像として最新情報を伝えてくれるニュース番組をインターネット上でどこかの企業がやってくれる、というのは非常に重要なサービスだと思いますし、現在は「AbemaTV」がテレビ朝日と組んで報道番組を24時間視聴できるようにしていますし、NHKも非常時にはウェブサイトやアプリでニュースを流し続けてくれます。

ですが、選択肢が多い方が良いに決まっています。

今回、日本テレビ放送網もアプリでのニュース提供を24時間行い始めました。「日テレニュース24」という名前で、ニュース番組を24時間視聴できるようにしました。面白いのは、ニュースの頭出しができることです。流しっぱなしのニュースの場合、見た時が必ず何かの話題の頭になるとは限りませんが、「日テレニュース24」では頭出しができるので、見たいときに頭に戻って見始めることが出来る、というのが特徴の一つです。

Google Play/日テレニュース24

あとがき

楽天が携帯電話市場に本格参入するとなると、近年は3社で揃った動きばかりして、あまり革新のなかったこの市場に新たな変動が起きる可能性がありますね。ソフトバンクが価格破壊をし、全体的に料金を下げる動きをしてくれましたが、今後は楽天がその役目を担う可能性があります。また、楽天の場合は、本業の「楽天市場」はもちろん、かなり様々なサービスを展開していますし、ポイントサービスもあります。これら既存事業との連携をどのように行うかも注目ですし、そもそも実店舗展開をどのようにするのかも気になるところです。

いずれにしても、新規参入する企業があるのは楽しみですね!

今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!






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