先週のニュースまとめ :楽天モバイルがDMM mobile買収で市場トップへ。auが遠隔地の災害情報を受信できるサービス提供【2019年7月6日 ~ 2019年7月12日】

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格安SIM/スマホ市場での再編の動きが再び発生しています。楽天モバイルが「DMM mobile」をDMM.comから承継することが発表されました。また、こちらは和解と言いますか、「Amazonプライムビデオ」を「Chromecast」で利用できるようになったり、「Fire TV」で「YouTube」アプリが復活したりとAmazonとGoogleが双方のプラットフォームでお互いの動画サービスを利用可能としています。AnkerからACアダプタのリコール情報がありますので、チェックしておきましょう。

格安SIM/スマホサービス

(1) 楽天モバイルがDMM mobileを買収

楽天モバイルがDMM.comが運営する「DMM mobile」及び「DMM光」を承継することが明らかになりました。両事業はDMM.comが会社分割を行い、それを買収する形で楽天モバイルへ移ることになります。対価は約23億円です。

楽天は今秋より携帯キャリア事業に参入しますので、最終的にはモバイル通信の主力事業はそちらになるはずです。しかし、格安SIM/スマホ事業の強化も進めていて、今や市場シェアトップにまで上り詰めています。もちろん格安SIM/スマホ市場はまだまだ拡大が予想されていますので、気を抜くわけにはいかないと思います。それでも楽天はこの市場における存在感を一気に高めつつあります。

なお、現在はDMM mobileの名前は継続となっていますが、9月1日よりポイントシステムが楽天のそれに変わります。すなわち「DMMポイント」から「楽天スーパーポイント」への切り替わりです。私自身DMM mobileの長年のユーザーですが、正直な話、ポイントに限って言えば楽天スーパーポイントの方が使いやすいので嬉しい変化です。

とはいえ、将来的にどのように変わっていくのか、注目したいところですね。

業界ニュース

(1) 動画配信サービスについてAmazonとGoogleの相互提供
Amazonの動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」と動画視聴機器の「Fire TV」シリーズ、Googleの動画配信サービス「YouTube」と動画視聴機器の「Chromecast」。実はつい最近まで両社の機器では相手企業のサービスを利用できない状態にありました。元々は視聴できていたんです。ところが、2018年初頭からお互いに相手の機器からサービス/アプリを引き上げました。

まあ最初から競合ですしね。Fire TVとChromecast、AmazonプライムビデオとYouTube。細かく見ると異なる機器と異なるサービスですが、被る部分を備えていることは確かです。

ところが先日、両社が和解したのか、相互提供が再開となりました。

すなわちFire TVシリーズにはYouTubeアプリが復活し、ChromecastではAmazonプライムビデオのキャストが可能となったわけです。

これは消費者としては嬉しいニュースです。

リコール情報

(1) Anker PowerPort Atom PD 4

AnkerのUSB急速充電器「Anker PowerPort Atom PD 4」がリコールとなっています。最大100W出力に対応した、USB-PD対応のアダプタとして4月に登場したばかりの人気アダプタでしたが、不良品が混在した状態で出荷されていたことが判明しました。もちろん正常品もあるわけですが、事故を未然に防ぐために回収及び返金措置が採られることになりました。

購入者は下記リンク先のページをご確認下さい。
回収及び返金手続きについて

なお、不具合ははんだの接合工程で発生したもので、通常よりも長い時間加熱された製品が40個あるとされています。その40個は本来は廃棄されるはずでしたが、管理体制の不備によって正常品と混じった状態で出荷されてしまったとのことです。

災害対策

(1) au、「登録エリア災害・避難情報メール」

auで「登録エリア災害・避難情報メール」というサービスが提供開始となっています。

このサービスは、あらかじめ登録した地域における「災害・避難情報」をSMSで受信できる、というものです。家族や友人が遠隔地にいる場合、その地域を登録しておけば、離れた場所にいてもそのエリアの災害・避難情報をSMSで受け取ることができます。

これによって、災害・避難情報の対象地域にいながら情報入手が遅れた場合でも、遠隔地にいる家族が知らせてきてくれる可能性が高まります。役立つシーンは色々と考えられると思います。

あとがき

DMM mobileの契約数は約24万件とされています。この数字を加えると楽天モバイルはトップシェアとなります。通信キャリアの料金プランも下がって来ていますが、依然として格安SIM/スマホサービスの需要も増加傾向にあります。楽天が携帯キャリア事業への参入を前にして格安SIM/スマホ市場でひとまずトップに躍り出たのは大きな動きと言えますね。秋以降の各社のサービス合戦に注目です。

今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!







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