ファンタジー、特にゲームとしてのファンタジーは「ヒロイックファンタジー」と称される英雄譚が主流です。
いわゆる「剣と魔法」の世界ですね。英雄が国難を救うという物語の骨子がゲームと非常に相性が良かったとも言えます。
このゲーム、『Little Empire』もそういったヒロイックファンタジーをテーマにしたSLG(シミュレーションゲーム)。
そのタイトル通りに「小さい帝国」を率いて、様々な敵国と戦うゲームです。
戦うといっても、可愛くディフォルメされたキャラクターたちが戦っている様子は微笑ましくもありますが…。

アプリの特徴

• ディフォルメキャラが特徴的なファンタジーSLG
• 放置型マルチプレイでじっくりやり込めて万人向き
• 一部アイテムは課金制だが無料でも自由度が高い
• Googleトップデベロッパーならではのクオリティ

Little Empire

価格：無料
開発：Camel Games

英語力はまったく不要！ファンタジーSLGの傑作登場



海外アプリなので、ゲーム中のテキストは全編英語。また、ファンタジーかつSLGと聞くと、ゲームシステムが非常に込み入った感じを受けます。

しかし、このゲームではプレイシステムはシンプルにまとめられており、また詳細なチュートリアル形式でプレイを覚えられるようにデザインされています。







また英語といっても、テキスト自体はファンタジー作品の王道を踏襲した内容で、「言語系スキルにレベルが足りない！」なんて方でも安心して遊べます。

初起動時は、そのままチュートリアルに突入します。スキップ可能ですが、ここはおとなしくチュートリアルからちゃんとプレイしましょう。




自国を増強し隣国との戦争に備えよ



ゲームは基本的に「国家経営」と「敵国との戦争」の2つのモードに分かれます。

「国家経営」は、国の整備と兵力の生産が任務となり、「敵国との戦争」は生産した兵力で敵国と戦うことが任務です。そして、肝心の敵国は…実は他の『Little Empire』ユーザーです！つまりマルチプレイなんですね。

一連のチュートリアルが終了すると自国の英雄を選択できます。能力は基本的に外見のイメージそのまま、といった感じです。




まずは建築！住居や兵舎をバランス良く配置しよう



実際のゲーム画面です。画面右端に手紙アイコン(羽根ペンのある絵柄です)は登録用のアイコンです。登録にはメールアドレスが必要ですが、登録すれば自キャラ(画面上段左隅)に名前がつけられます。

もちろん未登録でも遊べますが、味気ない番号で構成されたユーザーネームでプレイすることになります。







ゲーム冒頭、もっとも必要となるのが「国家経営」であり、国の基盤となる施設を建設します。画面下段のハンマーアイコンが建築用の物。

建築物は画面中のタブ「Build」「Military」「Green」を切り替えて行います。

最優先で建築する必要があるのは、国力の基本となる住居「Res-Shingled House」、兵力生産用の「Barrack」ですね。




建築物のアップグレードも忘れずに



当然、建築物にはプレイヤーレベルに応じて建てられない物もあります。国家経営と戦争のバランスを考えながらゲームを進める必要があります。

ただし、この手のゲームにありがちな「むやみにアイテムが多い」ということもないのは良いですね。ゲームの流れに応じて必要な物を建てるくらいの気持ちでもプレイに支障はありません。

建築物を選択して実際に配置するときも、上から見下ろした画面に切り替わるので配置も非常に楽！




兵力ユニットの生産には金も時間も必要だ



流れ的には「Res-Shingled House」を建築してから「Barrack」を建てて、兵力を生産します。

建てた建築物をタップすると、建築物の種類によって様々なメニューが使えます。

兵力を生産するなら「Barrack」をタップして、「Recruit」アイコンをタップして兵力生産画面を呼び出します。

1回の生産で5ユニットの兵力が生産可能。建物のレベルがアップすれば、更に強力な兵士の生産も可能です。







ちなみに領域内の風車をタップすると、領土の拡張も可能です。

もちろん、そのためには必要なレベルがありますし、領土が広がったから即国力がアップする訳でもありません。

実に絶妙なレベル設定が施されているあたり、さすが「Googleトップデベロッパー」！




剣と魔法と異形の軍団で敵軍を撃破せよ



ゲーム画面中の「盾と剣」アイコンをタップすると「戦争」モードに突入します。

対戦相手のリストから任意に選択可能です。ただし、この時点では相手プレイヤーの戦歴などしか分かりません。

対戦相手を選択すると「交差する剣」と「交流」の2つのアイコンからどちらかを選びます。「交差する剣」をタップするとお待ちかねの戦争です！







「戦争」モードの画面です。ここまできて、初めて敵の陣容が分かります。ですから、対戦相手の選択はクジ運的要素もあって気が抜けません。

自軍の配備は画面下段左下の自軍ユニットからフリックでステージ上に配置します。各兵力の特徴は実戦で覚えていくしかありません。




戦局を推理しつつユニットを配備すれば百戦百勝？



自軍の配置が終了したら、画面右側の「チェック」アイコンで戦闘開始。「×」アイコンで戦場から抜けられます(ただし無条件敗戦！)。

多少、こちらので戦力過多の配備状況です。しかし、倒された兵力はそのまま失われてしまうので、油断は禁物。

戦闘は自動で行われます。さぁ、両軍の最前線が衝突しました！







トロル兵は接近戦では２マス目まで攻撃が届きますので、2重の配置したり、後列に配置するのが有効です。エルフは弓矢での間接攻撃が行えます。

そして戦況は…敵兵力の全滅に成功しました！ちなみに勝利条件は「敵兵力の全滅」もしくは「敵陣地の防御力を0にする」こと。

戦争に勝利するとご褒美ルーレットが回せます。できればポーションが当たると良いんですが…。




英語の読解力はまったく不要！だから「★★★★★」！

マルチプレイといってもリアルタイムではない、いわゆる放置型のシステムで万人向けのファンタジーSLGと言えます。

ちなみに、城をタップすると自軍の防衛配備も可能です。いったんプレイを中断する際は防衛配備を行えば敵国が攻めてきても安心。フレンド登録などのソーシャル機能も充実しているのも見逃せないポイントです！