【Androidニュースのまとめ】 2014年3月22日 ~ 2014年3月28日

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ヤフーがイー・アクセスの株式をソフトバンクから取得することを明らかにした。ウィルコムと合併するイー・アクセスはヤフーによる買収後、名称を「ワイモバイル」に変更する予定。ヤフー傘下でどのようなサービスを打ち出すのか注目が集まる。

業界ニュース

(1) ヤフーがイー・アクセスを買収へ

ヤフーはイー・アクセスの株式99.68%をソフトバンクから取得すると発表した。総額3,240億円で、6月2日付で取得予定。その前日となる6月1日にはイー・アクセスはウィルコムを吸収合併する予定のため、ヤフーはウィルコムと合併した後の存続会社であるイー・アクセスを取得することになる。

ヤフー傘下になった後はイー・アクセスは「ワイモバイル株式会社」へ名称変更される予定で、インターネットキャリア事業「Y!mobile」を提供する予定だ。

また、イー・アクセスとウィルコムが提供するPHSサービス、MVNOサービス、ADSLホールセールなどの事業はワイモバイルへ変わった後も継続して提供される予定。

サービス/アプリ

(1) ソニーのBDレコーダーがスマートフォンからのリモート視聴に対応

ソニーのBDレコーダーのうち2013年の5モデルがスマートフォン・タブレットからのリモート視聴に対応した。BDZ-ET2100/ ET1100/ EW1100/ EW510/ E510の5機種で、デジタル放送ダウンロードによるアップデートを行うことで、リモート視聴機能「外からどこでも視聴」に対応する。BDZ-E510は録画番組のみの対応だが、それ以外の4機種では、放送中の番組のリモート視聴も可能だ。

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利用イメージ

この機能はソニー製アプリ「TV SideView」を最新バージョンにアップデートすることで利用可能となる。Android/iOSで利用可能だが、iOS版は4月下旬にリリース予定で、Android版が先行提供されている。

外出先からインターネット回線を経由し、スマートフォン・タブレットから家に設置したBDレコーダーへアクセスし、放送中の番組や録画番組を視聴できるので、スマートフォン側にフルセグ/ワンセグがなくともテレビを楽しめることになる。しかも、海外からのアクセスも可能なので、海外出張・旅行中に家のBDレコーダーにアクセスして日本のテレビを視聴することもできてしまう。

TV SideViewについてはオクトバのこちらの記事で詳しく紹介されているので参照してほしい。
【特集】TV SideView : 国内初、外出先からの視聴に対応!スマホをTVリモコンに出来る神アプリ!





(2) radiko.jpがエリアフリーのサービスを提供開始

インターネット回線を利用してラジオを聴取できるサービス「radiko.jp」で有料の「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」の提供が4月1日から開始となる。このサービスは月額350円と有料だが、エリアフリー、すなわち場所に関係なく、日本全国のラジオを視聴することの可能なサービスだ。

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radiko.jpのAndroidアプリの画面例

既存のサービスでは、配信エリアの枠を超えたラジオ局の番組を聴取することはできないが、この新サービスではradiko.jpに参加している68局中、60局と、もともと配信エリアが全国であるラジオ局をどの場所にいても聴取することができる。

エリアフリー化され、ようやく本格的に便利なラジオサービスになったと言えるだろう。

(3) 子供向け動画配信サービス「LINE KIDS動画」

LINEは今春をめどに子供向け動画配信サービス「LINE KIDS動画」の提供を開始する。まずはiPhone版から始まり、その後Android版がリリースされる予定。

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利用イメージ

このサービスは1歳から6歳の未就学児とその保護者を対象とした動画配信サービスで、子供の安全面・健康面に配慮したサービスとなる。主に子供に人気のアニメ作品を揃え、時間は限られるものの無料で視聴することもできる。

ユーザーには、無料で視聴できる「タイマー」が与えられ、最大40分までキープできる。タイマーは8時間で5分得ることができるので、毎日最大15分ずつは得ることができる。このタイマーの残量分は無料で視聴可能だ。

一方、タイマーに左右されずに視聴したい場合には、定額見放題プランへの加入が必須だ。月額400円の「LINE チョイス見放題プラン」と500円の「番組見放題プラン」が用意され、前者は毎月約300エピソードを視聴でき、後者は1つの番組を見放題、というプラン。

通信事業者のサービス

(1) 緊急速報メールで国民保護に関する情報も配信

緊急地震速報や津波情報などが配信される「緊急速報メール」(NTTドコモの場合は緊急速報「エリアメール」)において、総務省消防庁が発信する、国民保護に関する情報も配信されることが決まった。4月1日から開始となる。

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ドコモの緊急速報「エリアメール」の例

国民保護に関する情報は、武力攻撃から国民の生命・身体及び財産を保護し、国民生活・経済に与える影響を最小限にするために提供される避難・救援・災害復旧等の情報、弾道ミサイル情報などだ。

(2) ソフトバンクのポイントがTポイントに変更へ

ソフトバンクモバイルとTポイント・ジャパンが提携し、今年7月以降はソフトバンク携帯電話の利用料金に応じて貯まるポイントが「ソフトバンクポイント」から「Tポイント」に変更となる。Tポイントは1,000円の利用につき5ポイント付与され、1ポイント=1円で利用することができる。

7月以降も現行のソフトバンクポイントを利用することはできるが、Tポイントとの交換はできない。

Tポイントは国内最大の共通ポイントサービスのため、利用できる店舗が多い。それだけに、便利になることは確かだろう。

(3) ソフトバンク、障がいのある方向けの支援サービス「アシストスマホ」を提供開始

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利用イメージ

ソフトバンクモバイルは3月24日、「シンプルスマホ 204SH」向けに、障がいのある方向けの支援サービス「アシストスマホ」を提供開始した。このサービスは204SHにソフトウェアをインストールすることで利用可能となり、料金は無料。

ただし、利用の際には特定代理店やオンラインショップで申し込む必要があるので注意したい。

このアシストスマホでは定型文をタッチするだけで手軽にメールを作成できる「アシストメール機能」や、カメラを通して画面に映る実際の風景に目的地と道順を重ね合わせて表示してくれる「アシストナビ機能」、「みまもるフェンス機能」などを利用できる。「みまもるフェンス機能」は、あらかじめ登録した保護者や支援者が、端末利用者の現在地を検索できる機能で、指定した時間に指定エリアに到着していない場合のアラート機能などもある。

アシストスマホについて|SoftBank

あとがき

ヤフーによるイー・アクセスの買収が発表されました。新会社は「ワイモバイル」です。具体的にどのようなサービスを提供するのかは始まってみないことには分かりませんが、ヤフーはワイモバイルが提供する「Y!mobile」というサービスは「インターネットキャリア事業」だとしています。既存の大手キャリアが「電話」サービスを中心に発展してきたことと比べ、ワイモバイルは最初からデータ通信とインターネット・サービスを軸とした事業展開をすることを考えると、何か画期的でお得なサービスが出てくる可能性があります。特に最近はIP電話の質もいいため、いっそ電話サービスをカットしても問題ないユーザーも多いはずです。ワイモバイルがどのようなサービスをどのような価格で打ち出すのか気になるところです。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!






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