全てはここから始まった!日本初のAndroid搭載スマートフォン「HT-03A」、発売から5周年を迎える!
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2009年7月10日…5年前の本日、NTTドコモより日本初のAndroid OS搭載のHTC製スマートフォン『HT-03A』が発売されました。2008年7月にはiPhone 3Gが国内でも発売されており、多少は「スマートフォン」という名称を耳にする機会が増えましたが、国内はまだまだいわゆる「ガラケー」がメインで、スマホはギークでマニアックな端末でした。
また、国内でのAndroidアプリレビューサイト最古参であるオクトバは『HT-03A』と共に始まった、と言っても過言ではありません。という事で、記念すべき本日は改めて『HT-03A』をご紹介します!
『HT-03A』はドコモで発売された、最初で最後(現在のところ)のHTC端末です。既に生産中止となっていますが、ドコモの製品ページはしっかりと残っています。
製品スペックは、現在のスマートフォンと比べると雲泥の差です。
『HT-03A』発売からAndroidアプリのレビューを行ってきたオクトバにも、もちろん現存しています!
ボロボロですが、ちゃんと箱もあります。
こちらが本体です。思ったより綺麗な状態です。
背面には「with Google」の文字が。「ケータイするGoogle」がキャッチコピーでした。
『HT-03A』の特徴といえば、このトラックボールではないでしょうか。ディスプレイは静電容量式タッチパネルを採用していますが、物理キーも豊富に用意されています。かなり使いやすいです。
充電はUSBから行います…が、現在主流のMicroUSB端子ではなくMiniUSBです。
付属品としてフィーチャーフォン用の充電ケーブルに差し込んで使用する、変換ケーブルが同梱されています。
バッテリーは取り外し可能で、容量は1,340mAh。
もちろん黒もあります。ちなみに、オクトバには3台の『HT-03A』が現存していました。
積んでみました。箱が1つ分多いのは、1台紛失したからです。
サイズはとてもコンパクトで持ちやすく、個人的には好きなサイズ感です。
もちろん、ちゃんと起動しますよ!
OSのバージョンは1.6でした。コードネームはDonut(ドーナツ)です。
ストレージの空き容量はなんと初期状態で279MB!
標準ホームでは、下部にある”ツマミ”を上にスワイプするとアプリ一覧が表示されます。
アイコンデザインが現在とは全く違いますね。
Play ストアもこの頃は「Android Market」という名称でした。
ステータスバーを引き下ろして表示される通知領域は、この時からすでにあります。
標準キーボード(iWnn IME)は現在とあまり変わらない印象です。ただし、フリック入力に対応していません。いわゆるケータイ入力です。また、QWERTY入力も可能です。
カメラはSDカードがないと使用できません。
現在の端末と大きさを比べてみます。左からHT-03A(画面サイズ3.2インチ)、Nexus5(4.95インチ)、Xperia Z Ultra(6.4インチ)
最後に国内での最新HTC製スマートフォン「HTC J One」とも並べてみます。5年でここまで進化しました。
ちなみに、オクトバの記念すべき第一回目のアプリレビュー記事はこちらです!
また、HT-03Aの使い方まとめなんかも行っていました。こうして見ると、感慨深いものがありますね。
・TORECT:テトリス風ブロックをうまく合わせて四角形にするパズルゲームが面白い!Androidアプリ1|オクトバ
※すでに削除されてしまったアプリなので、ダウンロード不可です。
・HT-03Aの使い方や設定方法のまとめ|オクトバ
いかがでしたしょうか。「懐かしいなぁ」とノスタルジックに浸る方もいれば、「こんなの初めて見た!」と、新鮮に思う方もいるかもしれません。
恐らく今よりもっと便利で多機能なスマートフォンやガジェットが、今後も続々登場する事と思いますが、たまには古い機種を引っ張り出して遊んであげるのも良いかもしれませんね。
・HT-03A製品ページ|NTTドコモ
・HT-03A|Wikipedia
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