『SlideIT Keyboard』は、『Swype』や『ShapeWriter Keyboard』のようなジェスチャーキーボードです。
高速に文字列入力を行うことが可能で、携帯端末とは思えない速度で文章を書き上げる事が出来ます。
現在、Androidマーケットには『SlideIT Keyboard』用の多くの言語への拡張パックが公開されています。英語以外の環境でジェスチャー入力を使いたい方にもおすすめしたいキーボードです!
無料版の『SlideIT Soft Keyboard』も公開されているので、気になった方はぜひお試しください。
なお、残念ながら現在日本語には未対応です。
キーボードの見た目です。
デフォルトのAndroidキーボードに比べると一回り大きいです。
さっそくジェスチャー入力で、「Hello」をタイプしてみたいと思います。
h>e>l>oと単語をなぞって(スワイプさせて)いきます。このとき、「l」の入力は一度で大丈夫です。
「Hello」が入力できました!
ジェスチャー入力と通常のキー入力は、右上のボタンからいつでも切り替えが出来ます。
通常のキーボードに比べ、ジェスチャー入力を使えば非常にサクサク文字を入力できるようになります。
ジェスチャー入力の仕様上、辞書に登録されていない単語は入力が行えません。
辞書に単語を追加するのはとても簡単で、通常と同じ方法で単語の入力を行った後、「Press [+] to add 登録したい単語」と表示されたら「+」ボタンを押します。
下の画面で「+」ボタンを押せば、次回以降”OCTOBA”がジェスチャー入力できるようになります!
数字入力、コピー/ペースト機能、矢印キーなどは左下の「?123」ボタンから使う事が出来ます。
『SlideIT keyboard』はジェスチャー入力の他にも、ショートカットによる高速な文字入力をサポートしています。
この機能を使うと数文字の短い文字列を長い文章に変換する事ができます。例えば、「ATB」と入力後、緑で表示された変換候補を選択すると、「All The Best」という文章が入力できます。
ショートカットはあらかじめ登録されているものを含め、「言語と文字入力」>「SlideIT Keyboard設定」>「Shortcuts」から編集が行えます。
良く使う定型文などを登録しておくと、高速にメールなどが打てそうです。
音声による入力にも対応しています。
左下のマイクのキーをタップすれば、おなじみの音声認識画面が表示されます。
音声の認識後、候補がいくつか表示されるので入力したいものを選択します。
なお、音声認識に使われる言語はお使いの端末により異なります。
また、現在Androidマーケットには30個の本アプリ用の言語拡張パックが用意されています。
『SlideIT Keyboard』は、現在Androidマーケットから入手して使える数少ないジェスチャーキーボードです。
冒頭にご紹介した『Swype Beta』は現在Galaxy Sユーザー及びオープンベータに参加者限定、『ShapeWriter Keyboard』はマーケットから削除されています。
少し値が張る本アプリですが、その価値は十分にあるのではないでしょうか!