【ニュース】Androidをターゲットとしたbotの性質を持つ新型マルウェアが発見される

2010年12月31日、米SANS Internet Storm CenterはAndroidをターゲットとした新型のマルウェア(悪意のあるソフトウェア)が発見されたと発表した。
既にAndroidをターゲットとしたマルウェアは発見されているが、今回発見された新型は、botの性質を持つ始めてのマルウェアだという。

新型マルウェアに感染するとバックグラウンドで動作し、指定されたサーバーに5分おきにアクセスする。
サーバー経由で攻撃命令を受信すると、Android端末の位置情報や保存された位置情報を送信したり、特定のアプリをインストールしたりする可能性がある。
また、暗号化して通信するなど、既存のマルウェアに比べ高度なものとなっている。

今回のマルウェアは非公式のアプリ配信サイト経由でゲームアプリをインストールすることで感染することが確認されている。
感染が確認されたゲームアプリと同名のアプリが公式のAndroidマーケットでも公開されているが、こちらからは感染することはない。

被害を受けないために、公式のマーケットからアプリをインストールしたり、『ViRobot Mobile』といったアプリをインストールすることで自衛策を講じることが求められる。

【参考】
過去にオクトバで紹介したセキュリティ関連アプリ
Norton Mobile Security (Beta) : 着信拒否もできる!ノートンのセキュリティアプリ!Androidアプリ907
ViRobot Mobile : 驚きのセキュリティアプリ!Androidアプリ1165
Super Security beta : 念のためセキュリティ対策をしておこう!Androidアプリ1255
アンチウィルスフリー AVG : ウィルス対策アプリの古参!Androidアプリ1284

【情報元】
SANS Internet Storm Center