Skypeは20日、Android向けに公開中の『Skype』アプリの脆弱性に対処したアップデート版の提供を開始した。
先日発覚した個人情報流出の脆弱性に対応したことになる。同社は、旧バージョンを利用中のユーザーに、Android マーケットからアップデートの適用を呼びかけている。
公表されていた脆弱性は、悪質なサードパーティ製のアプリをAndroid端末にインストールすることで引き起こされる可能性があるというもの。
流出の恐れがある情報には、キャッシュされたプロファイル情報やインスタントメッセージなどのファイルが含まれていた。これらのファイルからは、ユーザー名、アカウント名、住所、電話番号、連絡先などの情報を抽出することができる。
今回の脆弱性に対応した新バージョンは、「1.0.0.983」。Skypeのバージョンの確認は「設定」>「アプリケーション」>「アプリケーションの管理」>「Skype」を選択することで可能。
バージョンが古い場合には、Androidマーケットを開き、「マイアプリ」の中から「Skype」を選択後、画面上部の「アップデート」ボタンを押すことなどで最新版に更新できる。
なお、同社の公式ブログによると、au携帯用のSkype(Skype au)には情報流出における脆弱性はないとしている。
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【参考情報】
Skype – Android マーケット
Skype – Skype 日本語ブログ – Android版Skypeの情報流出の脆弱性について