Android(>アンドロイド)ゲーム

2013/11/7 シミュレーション / RPG Ikarus

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「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト/Wizards of the Coast」といえば耳慣れた方もいるのではないでしょうか。
1993年に登場した世界初のトレーディングカードゲームであり、TCGというジャンルそのものの生みの親でもある「マジック:ザ・ギャザリング」がAndroidアプリになってました。
日本で生まれ大ヒットしたあの「遊☆戯☆王」などのトレカ全般の大先輩にあたるだけでなく、現在のソーシャルゲームの礎を築いたと言っても決して過言ではないものです。
※本アプリはタブレット機専用となっている可能性があります。オクトバのNexus 7にはダウンロードできましたがXperia ZやGalaxy Nexusなどのスマホにはダウンロードできませんでした。
※アプリダウンロード時に1.5GBほどの追加データが必要になるため、ダウンロードはWi-Fiで行うことが推奨されます。

アプリの特徴

  • 世界初のTCGがAndroidでも遊べる
  • 纏めると辞書レベルの厚さになる濃厚なゲームルール
  • 書籍化多数、翻訳版も少数販売されている濃厚な背景ストーリー
  • Wikiあり、様々な情報が確認できる

マジック2014
価格:無料

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世界大会まである超メジャーTCG

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「マジック:ザ・ギャザリング (Magic: The Gathering)」が正式名となるこのTCGは、国内で主に「マジック」「M:tG」「MTG」などと呼ばれています。
原点でありながら頂点、その複雑で奥が深いゲームシステムは多くのプレイヤーを魅了し、(主に国内では)「子供の遊び」もしくは「単なるコレクション」として認識されがちなTCGにあって常に”対戦”を念頭に置いてカードを集めることができ、更になんで映画化されないのか不思議でならない(現に海外では書籍化されまくっている)ほどに濃い背景ストーリーはゲーム性を抜きにしても十分すぎるほど楽しめるものとなっており、登場から20年経った現在でも高い人気を誇っています。

肝心のゲームシステムを一言で表すなら「プレイヤー自身が魔法使い(プレインズウォーカー)となって戦う」RPGです。

初心者大歓迎!日本語チュートリアル付き

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それでは実際にアプリを起動してみましょう。
GooglePlayの説明文に「英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、日本語、韓国語、ブラジルポルトガル語版のみ。」と書かれている通り、日本語でプレイできます。
MTGの世界はとんでもなく広大で緻密にできており、その深いストーリーに恥じない立派なイラストが添えられているのも大きな魅力です。
主要なキャラクターにはそれぞれ名前があり、人生があり、仲間がいます。もちろんそうした繋がりや敵対関係にある種族といった要素もデュエルに取り入れられており、相応の特殊能力を持っているケースも少なくありません。

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まず最初に名前を決めます。これはゲームのプレイヤー名として使われますので、好きなものを。

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続いては難易度を決めます。はじめてプレイする場合は「なし」を選べばチュートリアルが開始されます。

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こちらがチュートリアルの開始画面。最も初歩的なルールについて1つずつ学びます。
MTGはデュエルに適用されるルールがとても多く、例えば自分のターンで行える行動も大きく分けて4つ(このゲームにおいて。実際のプレイではもっと複雑)にわかれています。
それらを少しずつ学ぶため、チュートリアルだけでもそこそこの時間がかかります。なぜならチュートリアル1つにつき1回戦闘を行うからです。
太っ腹ですねぇ。
※MTGは実際に売られているTCGです。本来であれば”デッキ”を組むための「スターター」および強化用の「ブースター」を購入する必要がありますが、本ゲームのチュートリアルでは無料で1デッキを使うことができます。見事チュートリアルを完了させればデッキが1つもらえるので、お得です。

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こちらがデュエルのフィールドです。最初のチュートリアルでは、ここに表示された各種領域や要素について覚えます。
黄色い矢印で示されているのが自分のライフゲージ。このゲームはお互いにライフを20点持った状態でスタートし、相手のライフを0以下にできれば勝利となります。

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デュエルに持ち込んだデッキは「ライブラリー(山札)」と呼ばれ、最低60枚必要です。ルールによって異なりますが基本的にライブラリーの枚数に上限はなく、数百枚を積み上げた「タワーデッキ」と呼ばれるタイプも存在します。
対戦時は各ターンの最初のほうに「ドロー・ステップ」という段階が存在し、この時にライブラリーの一番上からカードを1枚引くことができます。ここでカードを引けない(=ライブラリーが0枚)状態になると「ライブラリーアウト」といい、その時点で負けになります
ライブラリーの残り枚数はペルソナ(プレイヤーアイコン)の下に表示されています。

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ゲーム開始と同時にお互い7枚のカードを引きます。手札の上限は原則7枚となり、特定のタイミングでこれより多い枚数を持っていると強制的に捨てさせられます。
引いたカードを駆使して魔法を唱え、相手を攻撃します。

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まず最初は土地(基本土地)カードを場に出しましょう。なお土地カードは1ターンに1枚までしか出せないので注意してください。
MTGのカードはほぼ全てが土地(をタップして得た「マナ」)を使って唱えます。このため土地がないと何もできません。

カードの特性

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ここに1枚のカードがあります。ここに記された要素を見て、そのカードがどんなものなのかを知ることができます。

左上の名前 … カード名。このカードは「ファイレクシアの抹殺者」という名前です。

名前の右側のマーク … マナ・コスト。ここに書かれた分だけ「マナ」が必要になります。

カードの中央の文章 … カードタイプおよびクリーチャー・タイプ。このカードは「クリーチャー・カード」であり、「ホラー」のクリーチャー・タイプを持っています。

クリーチャー・タイプの右側のマーク … エキスパンション・シンボル。そのカードがどのセットに収録されているのかを示すと同時にレアリティも示しています。無色=コモン、銀色=アンコモン、金色=レアとなります。

本文 … このカード(クリーチャー)の持つ能力。このクリーチャーは「トランプル」および「ファイレクシアの抹殺者がダメージを与えられるたび、与えられたダメージ1点につきパーマネントを1つ、生け贄に捧げる。」という能力を持っています。

本文下部のフォントが異なる文字 … フレイバー・テキスト。このカードに登場するクリーチャーが存在した世界の背景ストーリーを部分的に切り出しており、ゲームプレイとは関わりません。

一番右下の数値 … パワー(攻撃力)/タフネス(防御力)。クリーチャー・カードにのみ存在するパラメータです。

カード1枚にこれだけの要素が入っています。クリーチャー・カードの場合、コストに記された分のマナを支払って”召喚”するイメージになりますが、それ以外の方法で”魔法”を打つこともできます。
これらはそれぞれ「エンチャント」「ソーサリー」「インスタント」などと呼ばれており、かなりの種類があると同時に唱えられるタイミングまで種類ごとに決まっています
このゲームの複雑さ、奥深さを少しでもわかっていただけるでしょうか。

マナ・コストについて:
このカードは枠が黒い模様になっていますね。そしてマナ・コスト部分には(2)(黒)と書かれています。
MTGのカードは属性が一目でわかるようになっており、このカードは「黒」いマナを1つ必要とします。黒いマナは基本土地「沼」から出すことができるため、このカードを召喚したい場合は自分のコントロール下に「沼」が1枚必要になります。
更にその隣の(2)は「何色でもいいからマナ2つ」という意味ですので、このカードを召喚するには「黒1マナと不特定の2マナ」が必要ということになります。(黒)(黒)(黒)でもいいですし、(赤)(緑)(黒)でも構いません。
MTGの世界には5つの「色マナ」が存在し、それぞれ次のような関係になっています。

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… 基本土地「平地」から出る。白のイメージは清く、天使や騎士といった高潔な存在が多い。

… 基本土地「島」から出る。青のイメージは冷たく、主に水生生物などはこの色をしている。またライブラリーからカードを引くなどフィールドをコントロールする呪文が豊富。

… 基本土地「沼」から出る。黒のイメージは疫病や死などネガティブで恐ろしく、おぞましいものが多い。

… 基本土地「山」から出る。そのイメージは現実のそれとはかけ離れており、大抵はマグマが吹き出す火山となる。ドラゴンやゴブリンといった種族と共に「火力」と呼ばれる要素が豊富。

… 基本土地「森」から出る。緑のイメージは力強く、大自然の脅威に満ちた大型クリーチャーなどが豊富。

更に「無色(特定の色を持たない)」も立派な要素として確立されており、主に「アーティファクト」と呼ばれるタイプが該当します。これは”機械”をイメージしたものとなっており、マナ・コストも無色(何色でもいい)ものがほとんどです。

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更に、フィールドに出したカードを90度傾けることを「タップ」といい、クリーチャーが攻撃する時やエンチャント(アーティファクト)の能力を起動する時、土地からマナを出す時などはタップが求められます。
特にクリーチャーの場合、攻撃時は必ずタップし、タップ状態でいると相手クリーチャーの攻撃をブロックできないので、フィールドに揃えた全てのクリーチャーで一斉攻撃してしまうと次のターンに反撃をくらうことになります。
タップしたカードは相手のターンを経て、自身のターンの一番最初に来る「アンタップ・ステップ」にアンタップする(起こす)ことができます。

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ゲームプレイに戻って、最初引いた手札には最も軽いものでも(1)(緑)の2マナ必要なカードしかなかったため、「森」を2枚置ける2ターン目まで何もできませんでした。
この間に相手には「狂ったゴブリン」を召喚されています。
晴れて「森」が2枚揃ったら、2枚をタップして「ルーン爪の熊」を召喚します。
※本ゲームではマナ・コストの支払いに必要な分の土地は自動でタップされるので、手札から出したいカードを選ぶだけでokです。
※また、クリーチャー・カードは召喚したそのターン内のみ「召喚酔い」と呼ばれる現象が発生しており、攻撃することができません。攻撃は次の自分のターンから行います。

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ちょっと見辛いかもしれませんが、この後相手のターンに「狂ったゴブリン」が攻撃を仕掛けてきました。
MTGでは攻撃対象は基本的に相手プレイヤーとなり、それを防御側プレイヤーがコントロールしているクリーチャーを使って防御する形式になります(特殊能力を持たない限り、攻撃側プレイヤーが防御するクリーチャーを指定することはできない)。
クリーチャーで防御しない(できない)時はそのまま相手に攻撃が通り、そのクリーチャーのパワーに等しい数のライフが削られます。
今回は「ルーン爪の熊」で防御することを選択したため、戦闘に突入しました。
戦闘フェイズではお互いのカードに書かれた「パワー」分のダメージを、相手のカードに書かれた「タフネス」の値から引きます。
タフネスが0以下になるとそのクリーチャーは破壊され、墓地に送られます。
今回のバトルでは、こちらのコントロールする「ルーン爪の熊」が2/2なのに対して相手のコントロールする「狂ったゴブリン」は1/1なので、こちらに軍配が上がります。
※この時気をつけなくてはいけないのが「パワーの値がタフネスを削る」ということです。簡単にいうと2/2のクリーチャーと2/1のクリーチャーでは相打ちになるものの、2/2のクリーチャーと1/2のクリーチャーでは1/2のクリーチャーだけが倒れるため、単純に数値だけを比較するのも難しいです。
また防御側となるプレイヤーが複数のクリーチャーをコントロールしている場合、敵のクリーチャー1体の攻撃に対して複数体のクリーチャーで防御を行うこともできます。
更に、攻撃を通してしまうとプレイヤーのライフが削られてしまう性質から相打ちにすら持ち込めないような状況でもあえてブロックに行く(結果自身のクリーチャーは無駄死にする)という作戦もあります(チャンプブロックといい、時間稼ぎになります)。これに反してブロックされた際に余ったパワーをプレイヤーまで貫通させる「トランプル」という能力を持ったクリーチャーもいます。

ここまででも相当にややこしく、疲れてしまった方もいるのではないでしょうか。
ごめんなさい、本当に申し訳ないのですがまだ全体の1/10も話していません
チュートリアルだってまだ1戦目。あと5戦も控えています。
ルールが複雑すぎてとてもじゃないけど覚えきれないという場合はWikipediaをどうぞ。

また、数万は超えるかというほどに豊富な種類を持つカードやそれぞれの特色、それぞれのブロックの背景などを知りたい場合はMTG wikiを見てください。こちらは詳細なルールやカードの説明だけでなく、そのカードにまつわる小咄やデッキの構築リスト、禁止/制限カードに指定されているかといった情報が全て網羅されています。
左サイドの検索ボックスからWiki内検索が使えます。

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チュートリアルはだいぶ進み、こちらが場に出している4体のクリーチャーを使って総攻撃を仕掛けています。
これによって相手のライフは0以下になったため、こちらの勝利となりました。
勝利すると次のチュートリアルに進みます。
チュートリアル戦では1戦ごとに新しい要素が紹介されていきます。
ソーサリー・カードの使い方、インスタント・カードの使い方、エンチャント(オーラ)の使い方など、プレイヤーが唱える魔法は種類によって扱い方が異なるため、うまく活用して「相手の唱えた呪文を打ち消す」「攻撃のタイミングに合わせて火力呪文を唱え、相手クリーチャーを焼く」「破壊されたタイミングに合わせてマナ・コストを支払い、クリーチャーを再生する」といったトリッキーな動作を差し込むことで相手の裏をかき、戦闘を有利に運んでください。
実際、重視する「色」によって戦い方は劇的に変化しますし、「弱いクリーチャーはそれだけ軽い(コストが低い)から早めに出せる」「ライフではなくライブラリーを削って勝つ」「相手を完封して時間を稼ぎ、特大の呪文をぶち込む」など千差万別の「コンボ」も組むことができます。見事ハマると気持ちいいですよ。

デッキを強化しよう

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完全版(アプリ内課金/850円)を購入すると、追加デッキ7つやカード250枚以上、更に複数のキャンペーンやチャレンジなどが開放されます。
実際に買うと入門時に2000円前後かかることを考えれば、だいぶお得ではないでしょうか。これに加えて、キャンペーンによってはクリアするとブースター1パックなどが貰えるものもあります。
※「Magic Online」として、2002年からWindows用にヴァーチャルなMTGを楽しめるソフトは発売されていますが、このゲーム内で購入するカードパックの値段も現実の値段と同じに設定されています。

全てのチュートリアルをクリアすると、使用していた緑のデッキが貰えます。今後はブースターを購入したり新たなクエストをこなして違う色のデッキを開放したりしてカードを増やしていってください。
MTGは「多人数戦」として2対2や3対3などでゲームすることもできますし、1人プレイでもいくつかのモードにわかれているようです。
実際に国内のおもちゃ屋などでもMTGのカードは販売されていますので、スターターを買って友達と対戦するのも良いでしょう。その際は「20点のライフをカウントできるカウンター(20面ダイスなどが使われる)」「トークンや+1/+1カウンターなどに代用できるもの(僕の時代はおはじき等を使いました)」を用意しておくと良いと思います。
休憩する際はWikiを眺めるのも面白いですよ。



Ikarus

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アプリ名 マジック2014
価格 無料
対応OSAndroid 2.3 以上
バージョン 1.2.0
デベロッパー名 Wizards of the Coast LLC
レビュー日 2013/11/06


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