ポケットビットといえば、SONYより発売されているコンパクトなUSBメモリーの人気シリーズで、利用されている方も多いと思います。
今回紹介するのは、2月10日に発売された同シリーズの新製品です!非常にコンパクトな本体で、持ち運びやすいのはモチロン、スマホ・PCの両方で使える利便性の高い製品ですよ!
まず、本製品を簡単に説明しましょう。本製品は本体にUSBコネクターとmicro USBコネクターの2つを備え、ケーブルなどを介さずに直接スマホやタブレット、PCに挿し込んで使用する事が出来ます。
これにより、PC・スマホ/タブレット間のデータのやり取りが非常にスムーズに行えます。
ただし、本製品を利用するには「USBホスト機能」に対応した端末を使用しなければなりません。
Android端末はタブレットではバージョン3.1から、スマートフォンでは2.3.4(拡張ライブラリとして)から「USBホスト機能」に対応したものがあり、4.Xであればほぼ利用する事が可能です。
動作確認済みの対応機種はこちら
・USBメモリー SA1シリーズ 対応表|SONY
では、製品を見ていきたいと思います。パッケージはこんな感じの簡素なものです。
本製品『SA1シリーズ』には8GB・16GB・32GBがありますが、今回は32GBを使用しています。もちろん、各容量ともサイズや対応機種に差はありません。
パッケージ裏面には切り取り線や簡単な使い方、本製品でデータの閲覧や編集に使用するアプリ「File Manager」のQRコードが記載されています。
「File Manager」については後述します。
パッケージから取り出してみました。非常にコンパクトですね!手のひらサイズどころではありません。これだけ小さいと、無くしてしまわないかちょっと心配です。
SDカード(アダプター)とmicro SDカード、本製品で大きさを比較してみました。サイズ的にはSDカードとほぼ同じくらいでしょうか。ただし、SA1はコネクターを含む大きさなので、実際に端末に挿し込むともっと小さく見えます。
という事で早速スマホに接続してみます。製品の両端はそれぞれPC・スマホ/タブレットのコネクターになっており、スマホ/タブレットで使用するmicro USBコネクターは、本体の蓋を外すと出現します。
この蓋を外す際はちょっと注意が必要で、そのまま引っ張っても外れません。蓋の部分をクイッと回して外してください。
では、まずは対応機種にもあるHTC J Oneに挿してみます。この端末は本体下部にmicro USB端子があるので、挿しっぱなしで操作しても邪魔にならなさそうですね。
次にXperiaZに挿してみます。XperiaZは防水端末という事もあり、端子部分にキャップがあります。同じSONY製品とはいえ、ちょっと心配でしたが、問題なく差し込む事ができました。
タブレットだと更に小さく見えますね。PCでは特に大きさは関係ないかと思いますが、一応参考に。奥に挿さっているBluetoothマウス用のレシーバーと比較してください。
では、肝心の使い方に進みましょう。
使い方は極めて簡単です。「端末に挿すだけ」これでOKです。面倒な設定など何もありません。
SA1を端末に挿し込み、端末の設定画面から「ストレージ」の項目を開いてください。そこの「USBメモリ」に容量の記載があれば使用可能です。
また、本体を端末から外す際は、「USBメモリをマウント解除」をタップしてから外してください。
実際にデータの移動やコピー、保存を行う際は先述したアプリ「File Manager」を使用します。
・File Manager|Play ストア
本アプリからSA1内のデータを閲覧する際は「ローカルストレージ」をタップし、「USB」フォルダをタップしてください。
すると、SA1内のデータが表示され、閲覧やコピーなどが行えます。この辺の操作は普通のファイラーと変わりありません。
ここからクラウドなどと共有したり、スマホ本体やSDカードにコピーする事も可能です。
また、スマホ本体のデータをSA1にコピーする事もできます。今までは、PCを介したりクラウドを使用して行っていた事が、本製品を挿すだけで行えるようになります。
ちなみに、一部アプリはUSBメモリー内のデータ表示に対応しているものもあります。推奨アプリではありませんが、これらを使用してデータのやり取りを行う事も可能です。
そして注意して頂きたい事がひとつ。冒頭で「Android4.Xあればほぼ利用する事が可能」と書きましたが。Android4.4を搭載した最新端末「Nexus5」にSA1を挿しても読み込まないというか、そもそも「USBストレージ」の項目がありません!
少し調べてみると、NexusシリーズはUSBホスト機能にと対応はしているものの、標準状態ではその機能が使えないとの事。
Nexus5をメイン端末にしている私としては非常にショック!せっかく買ったのに…。
何か方法はないものかと更に検索すると…ありました!とあるアプリを使用すればNexusシリーズでもUSBホスト機能が使用できるそうです。
そのアプリがこちら、Nexus Media Importerです!有料アプリですが、このアプリを通せば問題なく閲覧・保存・コピーなどが行えます。
・Nexus Media Importer|Playストア
私的にスマホで撮ったスクショをPCに移す事が多いので、Wi-Fiやケーブルで繋ぐ手間が無くなるのが、非常にありがたい製品です。スマホで撮った写真を多く載せるブロガー方にもオススメです!
Nexusシリーズで使用するのは少しクセがありますが、SDカードなどが使用できないNexusだからこそ、必須アイテムになるのではないでしょうか。
・USBメモリー“ポケットビット” USM-SA1シリーズ|SONY
・【新商品】ソニー、PC・スマホ・タブレット間でデータのやり取りが簡単にできるUSBメモリ「ポケットビット」発売