freetelの「通話料いきなり半額」を実際に使ってみた!使用上の注意点もご紹介!

先日4月2日より提供が開始された「freetel」の通話料割引サービス『通話料いきなり半額』ですが、前回は申し込み手順をご紹介しました。今回は専用アプリ『通話料いきなり半額』の使い方などをご紹介します。

月額無料で通話料半額!?freetelの「通話料いきなり半額」に申し込んでみた!|オクトバ

「普通に」使える『通話料いきなり半額』アプリ!

と言っても、何か特別な操作をする必要はありません。アプリを起動するとダイヤラーが表示され、上部のタブから通話履歴やアドレス帳が閲覧できます。スマートフォンに最初からインストールされている標準的な電話アプリとほとんど同じです。
アドレス帳は端末や各アカウントに登録されているものを自動で読み込むので、本アプリ用にアドレスを登録し直す事もありません。

「プレフィックス」利用で音質も◯

『通話料いきなり半額』は以前ご紹介した「楽天でんわ」と同じ、プレフィックスサービスを利用しています。発信先の電話番号に「0032 6035」をつけるとfreetelの専用の電話回線を選択し、この回線を使うことで通話料が安くなる仕組みです。

楽天でんわ : 電話番号そのままで、基本料無料&通話料半額の電話帳アプリ?そんなうまい話が…あるんです!無料|オクトバ

また、「SMARTalk」などのようなIP回線ではなく電話回線を利用しているため、これまでの携帯電話と音質は同等です。
実際に電話をかけてみたところ、通常の音声通話と何ら変わりはありませんでした。電話番号もそのまま使えるので、友達に新しい番号を伝える手間もかかりません。

SMARTalk : トコトン安いのに普通に使えるIP電話アプリ!そんなのアリかよ!?無料|オクトバ

面倒な手間なしで通話できる!

でも毎回「0032 6035」を付けて発信するのは面倒ですよね。そこで本アプリが役立ちます!専用アプリ『通話料いきなり半額』は、この「0032 6035」を付ける作業を省略してくれるアプリです。

※iOS版(iPhone用)は5月以降提供予定

使い方は普通のアドレス帳アプリから発信するのと何ら変わりません。電話をしたい相手を選択し、発信ボタンをタップするだけ。これだけです。

すると、自動で「0032 6035」が付加された状態で発信され、通話料半額で通話することができます。

また、電話を受けた側に「0032 6035」は表示されないので、「誰からかかってきたか分からない」という事にもなりません。もちろん相手のアドレス帳に名前が登録されていれば、その名前が表示されます。

「無料通話リスト」を使おう!

注意点として「無料通話できる相手に『通話料いきなり半額』を使用してそのまま発信すると料金が発生する」というのがあります。「無料通話できる相手」とは、例えば各キャリアが行っている“同キャリア同士の無料通話”であったり、“家族間の無料通話”などです。
これに料金が発生してしまうと元も子もないないので、無料通話ができる相手は「無料通話リスト」に登録しておきましょう。ここに登録しておけば、各キャリアなどが提供する無料通話が適用されます。
ただし時間帯によって無料になる場合は、今のところ切り替える設定などがないので少し不便ですね。

料金の確認は「マイページ」から

通話料の確認などはfreetel公式サイトのマイページから行えます。料金は使用から24時間程度で反映されるので、初めて使用した日は確認できませんが安心してください。

かけ放題プランよりもお得!?

では、実際にどれくらい安くなるのでしょうか。freetelのサイトにはこうあります。「有料通話が月に88分以内であれば通話料いきなり半額のほうがお得になります。」
これはdocomo・au・softbankで提供されている、いわゆる「かけ放題」プランの2,700円(2年契約時)を基に算出されており、月々2700円のかけ放題プランから月々934円の基本料金と20円/30秒の料金プランに変更した場合としています。

しかし、現在docomoで提供されているスマートフォンの基本プランは、「カケホーダイ」が必須となっています。つまり、『通話料いきなり半額』を安く利用できるdocomoユーザーは旧料金プランもしくはフィーチャーフォン(ガラケー)を使用している方のみとなります。さらに、ガラケーユーザーでも利用プランによっては割高になってしまうので注意してください。
また、au・softbankユーザーでもプラン変更時にいわゆる端末購入サポートを受ける事ができなくなってしまう場合もあります。
本サービスを使用すれば「誰でも必ず安くなる」というわけではないので、十分に注意しましょう。

ただ、『通話料いきなり半額』は国際電話の通話料も10円/30秒になる(※)ので、国際電話をよくする方は上記のような場合でも安く利用できる可能性があります。

※サービススタート時に利用できる国は、アメリカ、中国、韓国、台湾、香港

また、フリーダイヤル、ナビダイヤル、110番などの3桁番号は『通話料いきなり半額』の対象外になります。ただし、市外局番を付加して発信できる電話番号の場合(03+117など)は、適用対象です。

専用アプリ『通話料いきなり半額』の使い勝手はとてもよく、電話アプリとしても特に不満はありません。サービスを利用するのに、ほとんど手間いらずなのが良いですね。
本サービスを使って料金が安くなるか否かは、本人の利用キャリア・料金プラン・通話時間などにもよるので一概には言えませんが、人によってはかなりお得なサービスだと思います。