格安SIMの速度測定 2015年9月 新しく始まったmineoのDプランは快調!BIGLOBEも設備増強で速度アップ

非常にたくさんの種類が出ているMVNO各社の「格安SIM」ですが、選ぶポイントの1つとして重要なのが「実際にどれくらいの速度が出ているのか」です。この実効速度は各社の設備の状況などによっても変わってくるため、3ヶ月前の情報が今ではぜんぜん違う、なんていうことも珍しくありません。

オクトバでは主要なSIMを用意し、定期的に速度測定を行っていきます。今回は2015年9月7-8日、SIM14枚での速度測定結果です。

測定の概要

今回の測定は以下のようにして行いました。

日時 2015年9月7日~8日(8時・12時・18時・0時の4回実施)
場所 東京都新宿区・中野区
測定アプリ RBB TODAY SPEED TEST
測定方法 SIMごとに3回ずつ測定し、その平均を値とする
使用端末 ZenFone 5, HTC One HTL22, Xperia Z3 Compact, Xperia Z Ultra, Nexus 5, Xperia M2
対象SIM OCN モバイル ONE
BIC SIM powered by IIJ
DMM mobile
BIGLOBE SIM
NifMo
楽天モバイル
So-net PLAY SIM
b-mobile おかわりSIM
フリモバ
FREETEL SIM
WIRELESS GATE
mineo(Dプラン)←New!
mineo(Aプラン)←New!
UQ mobile←New!
(いずれも1000円以下、3GB程度のプラン)

今回から「UQ mobile」と「mineo(Aプラン)」「mineo(Dプラン)」の3つが新たに加わりました。

「UQ mobile」と「mineo(Aプラン)」はauの回線を使った格安SIMで、主にau端末で使用できます。「mineo(Dプラン)」はこれまでau系だったmineoが9月より開始したばかりのドコモ回線でのプランです。

朝:8時の代々木

通勤途中で多くの人が通信を行う時間帯です。今回は雨が降っていました。

DOWN UP PING
OCN 3.73 18.50 69.3
BICSIM(IIJ) 26.05 21.56 54.3
DMMmobile 26.75 17.33 34.3
BIGLOBE 38.55 21.22 28.7
NifMo 14.37 18.34 38.7
楽天モバイル 5.15 21.31 36.0
So-net 6.71 17.26 43.7
b-mobile 8.08 2.82 34.3
フリモバ 13.73 19.60 30.7
FREETELSIM 29.28 21.04 33.3
WIRELESSGATE 0.70 20.97 61.3
mineo(D) 23.14 21.40 51.7
mineo(A) 2.02 14.16 75.0
UQmobile 33.41 14.46 52.0
(単位:Mbps)

朝は速度が出ないことが多いのですが、ときどき今回のようにやけに速い時があります。始まって間もないFREETEL SIMやmineo(D)が速いのは当然ではありますが、BIC SIM、DMM mobile、BIGLOBE、そしてUQ mobileの速さは要チェックです。

昼:12時過ぎの代々木
DOWN UP PING
OCN 0.98 14.74 73.3
BICSIM(IIJ) 0.81 19.80 82.0
DMMmobile 0.82 10.20 91.0
BIGLOBE 16.97 12.44 32.7
NifMo 0.63 23.94 47.0
楽天モバイル 0.62 20.87 41.7
So-net 1.87 18.47 43.3
b-mobile 1.32 2.80 60.0
フリモバ 0.60 19.74 30.7
FREETELSIM 12.82 23.13 36.7
WIRELESSGATE 0.51 19.36 64.0
mineo(D) 18.59 22.76 53.7
mineo(A) 18.21 14.71 50.0
UQmobile 0.47 15.08 88.5
(単位:Mbps)

お昼は殆どの人が同じようにお昼休みになるので、特に混雑します。おそらく1日の中で1番速度が出ない時間帯です
mineoがどちらのプランでも速く、また先月まではそうでもなかったBIGLOBEがかなり速い数値を出しています。一方、朝は速かったUQ mobileがかなり落ち込んでいます。これについては、3回の計測が0.38、0.55、0.49で、おかしいなと思ったので端末を再起動して再計測したのですが、それも0.45、0.61、0.29と変わりませんでした。

夕方:18時過ぎの代々木
OCN 1.12 15.66 73.3
BICSIM(IIJ) 5.27 16.72 71.7
DMMmobile 3.75 21.55 69.7
BIGLOBE 12.68 13.41 43.0
NifMo 6.30 20.94 38.0
楽天モバイル 1.81 18.05 35.7
So-net 0.50 14.46 35.7
b-mobile 1.81 2.83 65.3
フリモバ 1.03 22.74 32.3
FREETELSIM 31.24 22.58 31.0
WIRELESSGATE 0.59 16.47 66.0
mineo(D) 25.89 22.50 51.7
mineo(A) 1.57 15.38 66.7
UQmobile 31.09 15.88 51.3
(単位:Mbps)

お昼時ほどではありませんが、この時間帯も帰宅時間と重なり多くの人が利用する時間、速度は出ません。
ただ、今回は明暗くっきりと別れた結果になりました。FREETEL SIM、mineo(D)、UQ mobile、そして最近増強を行ったBIGLOBEが速さを保っています。3Mbps以上出ていれば通常のウェブ閲覧などでそう困ることはありませんが、10Mbps以上が安定して出ていると安心しますね。

深夜:0時過ぎの中野

ここで場所が変わっていますが、これは筆者の自宅が中野なため、ご勘弁を。

DOWN UP PING
OCN 15.43 5.14 53.3
BICSIM(IIJ) 32.55 4.51 36.7
DMMmobile 13.40 5.56 35.7
BIGLOBE 9.02 3.77 44.3
NifMo 15.81 1.32 45.7
楽天モバイル 7.84 2.61 36.3
So-net 8.05 2.09 41.3
b-mobile 18.94 2.38 47.0
フリモバ 17.49 1.75 45.7
FREETELSIM 22.53 0.63 33.3
WIRELESSGATE 1.61 4.02 58.3
mineo(D) 11.72 2.81 61.0
mineo(A) 3.77 0.06 446.7
UQmobile 4.39 0.10 110.0
(単位:Mbps)

さすがに深夜なのでどのSIMもそれなりに数値が出ています。が、au系の2つが落ち込んでいます。PINGもこの値は異常値か?とも思えるのですが、どちらも3回中2回がこのような値でした。1回はどちらも55程度です。
深夜は全体的にダウンロードは速度が出るのですが、アップロードの速度が落ち込みますね。

時間ごとの変化をグラフに表示

かなりゴチャゴチャしていますが、今回注目すべきは「FREETEL SIM」「BIGLOBE」「UQ mobile」「mineo(D)」でしょう。

いま注目のSIM
FREETEL SIM

7月15日より始まったばかりのFREETEL SIMは、開始から1ヶ月半ほど経過しましたが速度を保っているようです。お昼時などでもそれほど遅くならないのがいいですね。
FREETEL マイクロSIMカード(Amazonサイト)

BIGLOBE SIM

8月の終わりに設備増強した効果がしっかりと出ており、これまでに比べかなり速度が出ています。深夜帯で少し落ち込んでいますが、気にする程でもないでしょう。値下げやキャッシュバックキャンペーンなど、これから攻める姿勢が見えてきました。


UQ mobile

今回からau系の格安SIMとして測定に入れてみました。au系はドコモ系に比べて安定して速度が出る印象です。中でもUQ mobileはしっかりと速度を出してくれるようです。auのスマホで格安SIMを使うのであれば、UQ mobileがおすすめです。


mineo

こちらも今回から入れてみたSIMです。Aプラン(au)は低空飛行になってしまっていますが、新しいDプランはサービス開始直後だけあってさすがに速いです。とは言っても9月1日の受付開始日に5000件の申し込み、そしてその初日分の処理が先週末になっても終わっていない状況だったようで、測定時には全国でも利用者は5000人以下だったのではないでしょうか。

mineoは現在、10月31日までに申し込むと6ヶ月分の月額基本料(800円/月)が割り引かれるキャンペーンを行っています。初期費用やユニバーサルサービス料はかかりますが、最低利用期間や解約に伴う解除料などもありませんので、格安SIMってどうなんだろう?と思っている方にはお試しとしてもかなりオススメです。

mineo、ドコモ回線プランの料金を発表!プラン提供開始を記念してキャンペーンも開催中! | オクトバ


IIJ系(BIC SIM、DMM mobile)

設備増強をしているはずがなかなか効果が感じられなかったIIJ系のSIMですが、昼以外の時間帯はだんだん速度が出るようになってきました。IIJは設備増強の予定など公式に発表してくれることが多いので、そういった面では安心できるSIMではないでしょうか。

DMM mobileは業界最安値宣言もありますので、なるべく安く利用したい、という方にも向いていると思います。


実際の速度は、測定する時間や場所などにより変わってくるものです。ほかにも測定結果を出しているメディアやブログ等ありますので、それらを総合的に、そして長期的に見て判断したいところですね。

次回はまた1か月後、10月のはじめに測定を行いたいと思います。
ただ、今回の時点で扱うSIMの数が14枚にまで増えました。これらは筆者が個人的な趣味で契約しているものですが、この数になると格安SIMが格安ではなくなってきているので、今後どうしようか悩み中でもあります。速度が出ず、特に変化のないSIMについては解約する予定でしたが、今回のBIGLOBEのように設備増強でいきなりパワフルになる例もあるので油断がなりません。

前回までの測定記録

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